カテゴリ:70年英国
all tracks arranged by Raw Material
有名な砂時計ジャケの2作目「タイム・イズ」を買ったのが2000年10月。 笛吹き老人(後ろにいる目の鋭い生き物はゴリラ?)の1作目「ロウ・マテリアル」を買ったのが2003年4月。 どっちもここ2~3年は聴いた覚えがまったくないよ。 レーベル買いにより(※)2作目入手してロウ・マテリアルってすごくいいなあ!と浮かれ、1作目買ってみたらこれまた良かった… ということしか記憶に残ってなく、どんな風に良かったのかは今となっては不明です。 そこで今回の「どんなサウンドか忘れてます特集」に2枚ともエントリーさせたというわけなのです。 まず聴いてみたのは1作目。 翳った表情で寂しげに歌っていそうな出だし、ハモンドの響き、ビブラフォン、中低音を叩くピアノ… おやおやまー、1曲目から憂いぶちかましですなあ! しかし2曲目はがらっと雰囲気を変え、わずかに暴力的なフルートとアグレッシブな歌、縦ノリリズム。 中盤過ぎるとサックスソロが登場してきます。 このバンド、静と動のコントラストがかなりくっきりしてるなあ。 静かな曲だと歌声はかなり湿っていて物悲しげ、アグレッシブな曲だととたんに元気印。 器楽もアコギを切なくぽろろん…と流すパートからみんなで疾走楽しくブギるぜ♪パートまでいろいろ。 ピアノが弾んでる曲あればエレキギターがちょいと汚い音で鳴り響く曲あり…ロウ・マテリアルってこんなに多彩なサウンドだったのか。 6などは全員がソロをとっているよね状態でえらいことに。 でも喧嘩はせずちゃんと統制取れてるところはさすが。 朗読・ビブラフォン・メロトロン・海鳥の鳴き声の小曲7はえらいセンチメンタル。 そのままの雰囲気で8(1の短縮バージョン)に突入、この流れ最高! 個人的にこのバンドは翳り&やんちゃ両方ありの歌、ビブラフォン、シンプルだけどよく練ってあるアンサンブルの3つが重要なファクターだと思うのです。 ジャズ色もあるプログレッシブ・ロックかしらねえ。 しかし意外とシンガロング度も高い。 存在感こそマイナーだけど音楽はメジャー級、メロディは素直で耳心地の良いものばかりだよ。 なお、彼らが使っているハープは弦をはじく方のハープではなく、吹いて音を出す方のハープです。 ※砂時計ジャケの2作目はネオン・レーベル発。このレーベルからはインディアン・サマーやトントン・マクート、ダンドゥ・シャフトの壊れた木馬ジャケ(リンク先は木馬じゃないですゴミンネ☆)、スプリング、センティピードなどが出ている。11枚しか出ていないからすぐにコンプリートできるはず…となめきっていたが6枚しか集まってない。チッ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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