テーマ:ヘヴィメタルを語る(673)
カテゴリ:アメリカ
ペンシルバニア出身の6人組シャドウ・ギャラリーのサード。 92年の1作目、95年の2作目、98年の3作目、2001年の4作目と今のところ4枚聴いたけど、この3作目が一番良かったなあ。 それぞれ聴きどころはちゃんとあって、どれも飽きることなく聴ける名盤に仕上がっているんだけどね、私の中ではこれが飛び抜けて高品質なんだ。 (最新作は2005年の「ルームV」。しかし未聴です) ギタリスト2人、兼任も入れれば鍵盤も2人、そして“vo”クレジットがある人4人。 オーケストレーションが入る曲もあって、層の厚いサウンドに期待大だよね。 実際は層が厚いというかスケールが大きいとした方が近いかな。 緻密な曲構成と安定した演奏、ドラマチックな展開にスリリングな切り込みはプログレッシブ・メタルとでもしておけばいいのでしょうか。 鍵盤が結構な活躍ぶり、しかしピロピロキュイ~ンなギターもあちこちに登場しまくり。 なんでもメンバー全員がボーカル・レッスンを受けているとかで、コーラス聴けばそれも納得です。 この人たちのコーラスは「器楽の片手間にやってます」感が漂ってこないんだもの。 んで8でドリーム・シアターのジェームス・ラブリエ、11で当時ロイヤル・ハントのD・C・クーパーが歌うという豪華さですよ! とりわけラブリエが登場する8は個人的にベスト・チューンです。 かっこいい上にほのかに泣ける旋律が絶品すぎる。 美声のラブリエとマイク・ベイカーの掛け合いもマッチしてるし、後半部に出てくるリフがもうたまりません。 この手のジャンルの大ボス、ドリーム・シアターに負けているのは知名度くらいのもんだと私は思ってます。 あまりに上手すぎるがゆえに厚すぎて聴く気が起こらないこともなくはないドリーム・シアターより再生ボタンを押す回数は上。 本作は1から7までを「アクト1」、8から14までを「アクト2」としていて、歌詞の内容は深そうです。 例えば2の出だしはこんな感じ。 去るべき時がきた/舞台の裏側で進んでいる出来事の/原則に/含むところがあるのをお前は知っている… お気に入り曲の8では主人公の父親が死を迎えて…。 現在も流通してるのかは知らんけど日本盤が出てます。 2000年10月に池袋のディスクユニオンで1400円出して買いました。 この内容ならもう2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月28日 16時41分36秒
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