カテゴリ:76年英国
all compositions Shulman, Shulman & Minnear
今日もしつこくジェントル・ジャイアントを出し続けますよー。 前作「フリー・ハンド」の圧倒的な高評価と、「らしくない」と名盤扱いされているラスト3作品に挟まれたこちら8作目は最も存在感が薄いんじゃないかな。 翌年に発表されたライブ盤のインパクトが強烈過ぎて、本作までかまってる余裕がなかったんでしょうか。 3でのアカペラ・ワークの卓越した完成度には舌を巻くしかないし、タイトル曲では1作目の冒頭のような緊張感を再現させています。 前作はとくに編曲面での豪胆さ/デレク兄貴のマッチョさが少し後退気味で、往年の作品と比べると少しおとなしくなった感もあったけど、次作から接近していくポップ路線とGGらしい各楽器が複雑に絡み合ったアンサンブル、ひねられた楽曲群…それが拒絶反応を起こすことなく見事に融合しているのが「インタビュー」です。 彼らの残したスタジオ盤全11枚のうちでは最もパンピー受けしやすい部類に入るんじゃないかな。 楽器クレジットはシンプルだけど、そこはこの5人だから一筋縄じゃいきません。 同じ楽器で様々な音色を出しているのはいつもどおりです。 クレジットにはないけどデレク兄貴以外にも歌ってる人はいるよ。 曲の雰囲気は初期作品風、しかし間違いなく前作までと次作以降への橋渡しも果たしているわけで、そういった意味でも聴いておきたいアルバムです。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月30日 14時37分01秒
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