カテゴリ:90年代英国
all songs by Noel Gallagher
あ、別にロリー・ギャラガーとオアシスのギャラガー兄弟が血縁関係にあるなんてお世辞でも笑えないネタを書くつもりはないですよ。 人脈を求めてさまよっていたらね、ロリーさんの「フレッシュ・エヴィデンス」とこのオアシスの3作目「ビィ・ヒア・ナウ」両方にマーク・フェルサムがハーモニカで参加していることが判明したの。 頭の中にない人脈を探す時はAMGを利用してるんだけど、うおおおおい!オアシスかよ!って思わず。 オーシャン・カラー・シーンにも何枚か参加作品があるみたいで、フェルサムおじさんってば若者にも人気なのね♪ ってオアシスは今はもう若者じゃないな。 本作が出た97年はノエル30歳、リアム25歳だったけど現在は10年経過して2007年。 奴らもベテランの域です。 オアシスは高校時代にブームだったブリット・ポップの流れから出てきたマンチェスターのバンドで、1作目と2作目はそりゃもう鬼のように聴きまくりました。 3作目も確かリアルタイムで(だがもちろん中古で)買ったと記憶してるんだけど、なんだこらぁクオリティ下がってんじゃん、と数回聴いただけでラックの肥やしにしていました。 すごくいい曲もあるにはあるんだけど、全体を通して聴くと2作目までの感動には程遠くて…。 だから今回のチョイスは実にラッキーというか、AMGでマーク・フェルサムを検索かけてなかったら登場してなかったアルバムです。 聴くのはおそらく10年ぶりです。 そんなわけでものすごく久しぶりに聴き始めましたが… 1曲目が終わらないうちに思いました。 ノエルはやっぱり名ソングライターだ! 10年前は落ちたなあって思ったけどそれは1&2作目が思いっきりツボってたからなのかも。 今聴いてみると普通に良いんですよ。 長めの曲でもゴテゴテしてなく簡潔で、シンガロング度の高い良質なメロディ。 大衆受けするという意味ではポップスだけど、ポップスとするのはちょっと違うなあ。 まあロックなんだけど、ハード・ロックまではいかないね。 リアムの態度でかいテキトーな歌いっぷりもあの時のまま…変な気負いがないぶん庶民くさくて親しみやすいんだよね。 たまに歌うノエルは弟ほど脱力系ではなく、名バラードはノエルが歌っていることが多いです。 例えば“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”とか“サッド・ソング”とかね。 全体的に音作りがちょいノイジーかな。 オアシスって基本ギターバンドなんだけど、ギターの音が薄汚い(ルックスも綺麗とは言えない)し効果音として使っているメカっぽい音も薄汚れ。 それがサウンドにちゃんと溶け込んでいるし、何よりフローラルの香りが漂うオアシスなんて気色悪いだけですからこれでOKなのです。 7でスライド弾いているジョニー・デップは海賊の役をやっているジョニー・デップその人です。 元々はミュージシャン志望らしくてね、ノエルとは昔からの友達でスライドは自信がないから弾いてもらったんだって。 それより6も思いっきりスライド奏法に聴こえるんだけど…というか6の方が明らかにスライド度が高いんだけど… 4は全身さぶいぼ決定的な超名曲! ストリングスが泣けます。 10年前はこの歌ばっか聴いてたなあ…。 そして9分越えの10。 弦が大いに盛り上がります。 リアムもガラにもなく情感たっぷりに歌っていてこれまた名曲! 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[90年代英国] カテゴリの最新記事
|
|