Division Bell

沼津旅行から1週間が経ちました。
その沼津に行って、突然気が付いたことがあります。

私は沼津で久々に友人と会い、時が戻ったような思いを感じたのですが、
それが多分よかったんだと思います。

ここ半年ばかり体調不調をブログで訴え、お仲間さんからの
コメントを沢山戴きました。

その事由が、ある要因にあったと、
友人と一緒に沼津の自然と緑を眺め、過ごした後に気が付きました。

それは、
「人様に有って、自分に無いものを比較して気分が滅入っていた」
ということなんです。

……それは友人には家庭があるということ。
（私には無いものを持っている…）

私はそれを一人で考えて、非常に狭い世界観で比べていたようです。
今思えば、それが「不安」になっていたとも思える。

夜、ぐっすりと寝られない、或いは、朝方早くに目が覚めて「不安」に陥る。
それはすべて仕事の所為かと思ってました。

しかし、よくよく考えてみると、「仕事」と言うのは一つのはけ口、
解りやすい事由だったにすぎないようで。
本来気づくべき、一番の問題はその奥の深いところに在りました。

「人に有って、自分に無いものを比べていた」んですね。

もともと自分に無いものだから、人様との比較の対象にはなりません。
比較の対象とは「私に無いものを、人が持っている」という
「うらやましさ」だったように思えますね。それに気が付きました。

そのうらやましさが、いつしか「不安」につながってしまい、
自身の心の問題となっていたように思えます。

ここ数ヶ月抱えていた不安要素が、大もとが分かってきました。
だからどうすれば良いのか、と言うこともおのずと解ってきます。

私は私自身なのだから、私の人生を精一杯やっていけばいい。
不安要素は極力考えないようにして、「人と比べないという事」ですね。

どうにも、人様と比べて、自分がすっかり出遅れている、
価値のない人間だなどと、思い込んでいる節がありました。
これは私の悪いクセなんです。

若い頃、そういうことを思っていた時があります、
全く変わってなかったんだなあ、と実感しました。

中身が変わらず、歳ばかり重ねてきていた自分。
今後、どうなるかは神様のみぞ知る…。
まだまだ先はわからない。

自分自身で勝手に境界線を引いてしまうような事。
そんなことはせずに、もう少し、広い心と瞳で、
この先歩んでいこうと思った次第です。

それに気が付いただけでも、沼津に行った甲斐がありました。
気付かせてくれた自然と人に感謝です。