●●●アカデミー賞授賞式鑑賞●●●
オーストラリアで初めてアカデミー賞授賞式を見た。時差の関係で翌朝9時半から昼の1時までという番組編成。なんとその日の夜10時から12時半までまた再放送という感じで、かなり力が入っていた(それぐらいしか娯楽がないのか?)という私も朝と夜と2回も見たんだけど・・・。今回はすべてがしっとりといい感じの授賞式だった。過去にオスカーをもらった男女それぞれ5人ずつがプレゼンテーションする形もよかった。今もって現役であり続け、衰えない容姿を保ち続けるその努力は圧巻。みんな変わってないのよ、おそろしいほど。つっこっみどころはいっぱいあったけど、やっぱりジェニファー・アニストンがプレゼンテーションしてるときに一番前方にすわる元恋人ブラピは『どんな顔して見てるんだろう』と百億人が思った瞬間、ブラピ&アンジーを斜めから映したところGJ!みんなの心を代弁してくれてるよ。日本も『おくりびと』取れてよかった。モックンも相変わらずかっこよくて、あのころと全然変わってなかった。あのころというのはモックンがNHKのドラマ『ぼっちゃん』を演ったとき、私は松山まで追いかけていったのだ。同じ道後温泉に泊まり・・・、ってなんかあったみたいだけど、まったくのお仕事。受賞して壇上に上ったときも、ここでテレビに映っておかなきゃなにしに行ったのかわからないとばかりに、ドサクサ紛れにみんなでテレビに映ったけど、それはそれでとってもよかった。だって、こんなことは一生に一度あるかないかのことだもんね。ちらっと映った広末涼子もベージュのドレスかわいかった。その前に日本人のアニメーターの方も受賞してて、「どもありがとミスターロボット」と歌をもじった言葉でお礼をいってたけど、受けてよかったよ。それにしても、私も含めてやっぱりどうにかしないとな英語。人ごとなのにもかかわらず見ていて冷や汗が出る。 そして、ヒース・レッジャーの受賞もオーストラリア人にとっては感慨深いものがあったと思う。『ダーク・ナイト』での狂気に満ちた演技は見ていたので、、いるべき場所にいられないというのは悲しいことで本当にもったいないなあ。私が押してた『スラムドッグ・ミリオネア』もベスト・ピクッチャーほか8部門で受賞したのはよかった。プレゼンターがスピルバーグっていうのも粋なはからい。パフォーマンスしたA.R.RAHMANって歌手は、人のよさそうな感じが昔住んでたNYのアパートの3階の人にそっくりで笑ってしまった。とても曲を作ってるようにみえん。でも、劇中歌の躍動感は本当にすごいです。