●●●オーストラリアにも受験はあった!後編●●●
テスト終了の30分前に行くと多くの親が校庭の芝生やベンチに座り待機していた。それにしても、この学校は歴史もあり、都心の中にありながら、設備も整い、敷地も広いし、学ぶには本当によさそうなところだ。体育館でのテストの様子はガラス張りでよく見える。どの子もまだまだ時間いっぱいまで一生懸命書いている。1時少し過ぎ、終了の合図がかけられた。列ごとに答案用紙、問題用紙が回収される。そして、なんと自分たちが今まで使っていた机と椅子も折りたたんで所定の位置に戻している。なるほど。200個以上ある机とその倍はある椅子だれも片付けたくないもんね。ようやく、解散のお許しが出たのか、ダダーと子供たちが入り口目指して出てきた。私は入り口の端で待機しながら、子供たちの会話をさりげなく聞いていると「簡単だったなあ」と中国系の男の子。『えっ!簡単だった!?』ようやく出てきた息子に出来具合を聞くと「難しかった・・・」『えっ!前の子は簡単だったっていってたのに!』「算数はできたけど、英語が・・・ライティング(英作文)全滅・・・あとパターン全然わからん」私の顔は上記のように変化し『がが~ん』こんなことで怒り飛ばしてもしょうがない。すんだことはしかたない。怒りをぐっとしずめ、帰途に着いた。これからアート・メリットの締め切りである7月中旬まで精一杯絵を描かせることにした。本当はこっちで入りたい!さて何人いるのかわからないが、しかしこれもおそらく狭き門。ちなみにミュージック・メリットで50人。スポーツ・メリットで50人。アート・メリットで50人。合計150人となる。ここに学区内の子150人が加わる。次の日、保険もかねて学区内の高校のアプリケーションも取り寄せることにしたのはいうまでもない。結果は一ヵ月後。150/450。倍率3倍。さて吉とでるか?否か?