●●●Ludovico Einaudi●●●
『人生におけるto-doリスト』なものがあったならこのピアニストのコンサートに行きたいとコメント欄に書いてあって、なるほどなあと思った。今一番はまっているピアニスト。それで調べたらおらが街に来ることがわかった。でも、そのころ私はこの街にいない・・・ところでさらにググってみると映画『Intouchables(最強のふたり)』で使われていた曲だとわかり、また再びこの映画を見直してみた人間のせつなさと音楽がみごとにマッチしてる。大金持ちの主人公・フィリップは自慢できるほどの銀行口座を持ちながらも体の自由がきかない人生を送る。生きていくということは常に理不尽なことと背中合わせ。自分の思い通りになどなかなかいかない。一方、家族関係が複雑で自分の部屋もないような職安生活を送るドリス。その生活から一転、夢のような暮らしを手に入れるが、リアルな実生活に立ち向かう。互いに続いているそれぞれの人生。少し寄り道をしても、遠回りをしても、やはり結局のところ自分の人生を生きていくしかない。人生は長いようで短い。短いようで長い。本当に一年(人生も!?)なんてあっという間。どうにかこうにか今年一年を終えようとしている。多くのものを抱えていても、くよくよ考えてみても小さなこと。どこまで続くかわからない道だけど、その道が続く限り自分の人生を生き続けよう。