カテゴリ:洋裁教室
洋裁教室の先生が向学のために海外のパターンを通販でお買い上げされて、実物を見せてくれました。(先生は生徒さんのためにと、いろんな生地も持ってきてくれるんです。手触りとか風合いを知るために。)
すごく素敵なスリムワンピースドレス。 デコルテがきれいに開いていて、袖はキャップスリーブだけど一面にバラの花を模したラッフルが縫い付けてある。身頃にはきれいなドレープ。 街中では絶対着れないけど作ってみたい。 パターンのラインも、カーブダーツだったりして、「きれい」だそう。ただパターン紙がありえないほど薄い。オブラートみたい。 で、説明書。新聞紙みたいな薄っぺらいわら半紙に小さい文字でびっちり。小さいながら図がたくさん載っているのが、せめてものすくいかな。 もちろん全部英語。ご丁寧にフランス語バージョンも入ってました。 翻訳を頼まれました。 もちろん先生は説明書見ないでも作れるのですが、どんなことが書いてあるのか気になりますよね。 私は学生の頃英語学科でした。会社でも英語資料の翻訳を頼まれることがよくありました。 でもブランクが10年以上。しかも専門用語だらけ。久しぶりに普段使っていない部分の脳ミソをフル回転させました。 おもしろいからちょっと例を挙げてみますね。 (1)front lining (2)1.5cm seam allowances are included, unless otherwise indicated. (3)EASESTITCH = Stitch along seamline, using long machine stitches. Pull thread ends when adjusting to fit. (4)Pin ruffle to back and yoke along armhole edge (upper ruffle side down), between square and large circle, pivoting at circle and continuing to center back. Baste. 皆さんおわかりでしょうか。 雰囲気的になんとなく伝わるものを挙げてみました。 (1)前身頃裏地 (2)他に指示されていない限り、1.5cmの縫い代込み (3)用語"EASESTITCH"の意味 = 直訳すると「大きい針目でできあがり線に沿ってステッチする。寸法に合わせる際は糸端を引く」。つまりいせ込み用のミシンステッチのことですね。 (4)これは別途作ったラッフルをデコルテラインとアームホールラインにとりつける作業の説明文の一文です。訳としては「ラッフルを天地逆にして、後ろ身頃とヨークのアームホール、四角と大きな丸の合印間にピンでとめる。丸印のところでラッフルを方向転換させて後身頃へ続けるのよ。ピン打ちの後はしつけしなさい」になります。 前後の説明をよく読むとなるほど~、なんですが、これだけだと、どういう工程かさっぱりわかりませんね。 こんな感じの訳になるでしょうか。間違っている部分があったらごめんなさい。 これはデザイン・パターン・縫製とも上級向けのシロモノです。 翻訳するだけで作った気になりました^^ 第二外国語だったフランス語はもう全く覚えていないので、折角フランス語の説明文がついているけど、見る気にもなりません(笑)。 ちなみに第三外国語はハングルでした。こちらもさっぱり忘れました。もったいなナ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.08 09:54:45
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