そんな我が家の長男。
生後6ヶ月ぐらいからお遍路に連れて歩いてるだけあって
三歳児なのにお寺や般若心経に興味を持っていて、
よく般若心経の書いてある紙を持ち出してきて
「これ言って」
と言うので読んであげていたらさすがに最初の方は覚えた訳です。
そんな長男が最近になってよく
「五百羅漢に行きたい」
と言うのですが、
長男の見た五百羅漢は四国の雲辺寺なので、
さすがにそこまではなかなか行けないので
五百羅漢ではなくワシの好きな千体千手観音を見せようと思い、
京都の三十三間堂に家族で行って来たのでした。
1001体の千手観音が並ぶメインのお堂の中にあるお札やお守りが売ってるコーナーの中に
色んなお経が載ってる本の見本がガラスケースの中にあった訳です。
その中にもちろん般若心経もあったのですが、
息子を抱っこしてあげて見せてあげたら
「ぶっせつ まーかーはんにゃーはーらーみーたーしんぎょう」
「かんじーざいぼーさーぎょうじんはんにゃーはーらーみーらーじーしょうけんごーうんかいくうどーいっさいくうやくしゃーりーしー しきふーいーくーくーふーいーしきしきそくぜーくーくーそくぜーしきじゅうそうぎょうしきやくぶーにょーぜーしゃーりーしー」
(仏説摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子)
とここまで読み上げる。
それにはさすがに目の前にいたお坊さんもビックリ。
もちろん漢字が読めているのではなく、
普段聞いてる音で覚えたのですが、
最初に「仏説」と付けるのはお遍路の真言宗だけの特徴なのですが、
三十三間堂は天台宗なので「仏説」が付かないので
その経典にも「仏説」の文字が無かったのです。
すると長男はその「仏説」の文字だけは覚えているらしく、
「ぶっせつは?ぶっせつはどこ?」と。
そんな宗派の違いまで言い出すのでお坊さんもさらにビックリ。
普通の三歳児は般若心経には興味を持たないと思うので
そりゃお坊さんもビックリしますw
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