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2007年10月14日
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カテゴリ:七福神の音楽
2005年8月30発行号公開

アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ
「強引ぐ マイ ウェイ」  vol. 43      8/30/05 (火) 発行

 皆様、こんにちは。お元気ですか? ニューヨークは、少し涼しくなったと
思ったら、また蒸し暑くなってきて、ここ数日間は過ごしにくい日が続いてい
ます。日本はいかがでしょうか?
 
 28日には、リンカーンセンター・アウト・オブ・ドアーズという無料のコン
サートのフェスティバルで、ジャズ・ボーカリストのディー・ディー・ブリッジ
ウォーターのライヴがあったので、行ってきました。グラミー賞を2回受賞した
方です。アメリカ人の友人で、彼女の大ファンの人がいるので、初めて観に行き
ました。正真正銘の正統派ジャズヴォーカルでしたね。

 自分で作った曲は全くなくて、誰かの曲や、スタンダードのジャズ曲オンリー
のステージでした。選曲は凝っていたものもあり、満足できました。私の好きな
パーカッショニストのモンゴ・サンタマリーアの「アフロ・ブルー」や、ブラジ
リアンの、ミルトン・ナシメントやバーデン・パウエルの曲も歌っていました。
これは、カッコ良かったです!しかしっっ、「ベサ・メ・ムーチョ」を歌いだし
た時は、一緒に観に行った連れと顔を見合わせて、「か、帰ろーか・・・・」と
つぶやきながら、曲が終わるのを我慢していました。彼女のおしゃべりはとって
も面白くて、いかにも大阪にいそうなおばちゃんだったので、このキャラで、人
気があるのかなと思いました。

 楽しませていただきましたが、私はどうも、もっとオリジナリティーの強い、
個性的なジャズの方が好きみたいです。その人が作曲した曲を聴きたいし、演奏
の仕方も下手でもいいので独特なその人のカラーが出ているものの方が好きです。

 尊敬するプロデューサー&ミュージシャンのアル・クーパーも、演奏は上手で
はないのに、味があって個性的だし。先日書いた、ドクター・ジョンも、技術的
には上手っていうわけでもないのに、濃い味とコクがあるのです。技術も大事で
すが、芸術は、技術だけではなく、アーティスト独特のカラーと、他の人がまね
できないオリジナリティーが強烈にあるもののほうが大切だと思います。もちろ
ん、プロとしての最低限の技術はあって当たり前です。一番の理想は、技術とオ
リジナリティーとの両方が備わったアーティストですね。それに、ソウル(ハー
ト)が加われば、最高ですね。演奏家と、作曲家(アーティスト)は、別のもの
なのですね。

「レコーディング終了」2

 さて、前回の続きです。七福神の音楽のレコーディングが無事に終了して2週
間がたち、ようやく落ち着いてきました。今後のほうが、まだまだやることが
あって、大変そうです。ぼちぼちこなします。

 少しずつ、メルマガで、参加してくださったミュージシャンの紹介をしていき
たいと思います。


*人生で一番嬉しかったこと
 
 今回の録音では、私が超大ファンであるギタリストの、ビル・ペリーが参加し
てくださいました。世界的に著名なブルース・ギタリストで、アメリカ国内より
もヨーロッパで人気があり、毎年ヨーロッパツアーに行っています。ドイツ、フ
ランス、イギリスで大人気です。様々なブルース・フェスティバルには、必ずと
いっていいほど出演しています。

 彼のギターは語っているし、歌っているし、細かいコントロールが完璧で、シ
ビレます。オトコらしい! 濃いコクと味があって、素晴らしい! 世界最高の
ギタリストのうちの一人だと思います。本来なら、もっと有名になってもいいく
らいのアーティストです。彼は、黒人とネイティブ・アメリカンの血を引いてい
るので、とてもエキゾチックです。声もしゃがれ声で、渋い!

 3年前くらいからニューヨークで時々お会いしたことがあったご縁で、今回の
録音参加もお願いして、デモテープを送りました。彼も、他のミュージシャン達
と同様に、私の曲をとても気に入ってくださって、すぐに参加の承諾をいただく
ことができました。彼は成功している世界的なミュージシャンなのに、私のよう
な無名の新人の、しかもファーストアルバムに参加してくださるなんて、信じら
れないことでした。非常にオープンですね。その人が新人であろうが、今までの
経歴がどうであろうが、出てきた作品が素晴らしければ、認めてくださるのですね。結果重視の実力社会の、アメリカらしい懐の広さを実感しました。

 ビル・ペリーが参加してくださるなんて、私にとっても周りの友人たちにとっ
ても、あまりにも信じられないことだったので、録音当日まで、「本当に来てく
ださるのだろうか、やっぱり用事があるといって来てくれないこともあるのでは
ないだろうか」なんて心配していたほどです。私自身も、「本当かなあ、キツネ
につままれたみたいだなあ」と実感がありませんでした。

 録音当日、彼は、録音の2時間前までには来てくださって、準備万端、整えて
くださっていました。プロですね。真剣に取り組んでいる姿勢が感じられます。

 録音がスタートして、ノリノリで演奏している彼の姿を見ると、「ああ、自分
の曲を弾いてくれているなんて、夢みたいだな」としみじみ思いました。私は小
さなパーカッションを色々持ち替えて演奏に加わっていましたが、彼と目が合う
と、にっこり微笑んで楽しそうに演奏してくださっていました。

 私は、大勢で演奏して作品を作り上げる楽しさを、人生で初めて味わいまし
た。音楽っていいですね。音楽は、自分一人だけの力では決して出来ないもの
だし、何人かのミュージシャン達と共同作業で作り上げていくものなので、とて
も楽しいことです。一人だけで作り上げる文章や絵画と違って、何人かで作り上
げる音楽は、その分、感動も大きかったです。今回は、私が企画してミュージ
シャンを集めて録音を実現させたので、この音楽は、会社組織を運営するのに似
ていると思います。自分ひとりでは出来ない作業や技術を、他の人々のスキルや
協力を結集させて形にしていくことだからです。ミュージシャンは全部で8人を
使ったので、私一人では出来ない演奏とハーモニーを実現させることが出来まし
た。8人の力は、大きいです。1人では、何も出来ませんよね。私がコンピュー
ターで作ったデモテープでは実現不可能な、素晴らしい音になりました。

 休憩時間に、録音したての音楽をみんなで試聴していたとき、ビル・ペリー
は、私に、

“ I like your music very much! ” と言ったので、

“ Really? ”と私が聞き返すと、

“ Yes, Very much! ”と答えて、ニコニコ微笑んでいました。

信じられません。自分の耳と目を疑いました。嬉しくて嬉しくて、たまりません
でした。これは、私の今までの人生で、一番嬉しかったことです。

「特に、ブルースのジャム・セッションの曲が好き。あんなメロディーは、僕た
ちは演奏しないよ。僕たちとは全然違うね。ものすごく個性的で面白いし、美し
いメロディーでクールだよ」と彼は言うので、

「あれは、あなたのために用意した曲なのです。あなたは素晴らしいブルース・
ギタリストだから、あなたの良さを引き出すために、1曲だけ、ブルースのコー
ド進行で、曲を作りました。コードにあてはめたら、自然に聴こえてきた曲なの
です。」と私が説明すると、彼はうなずいて、ニコニコ微笑んでいました。

 彼に得意のギターを弾いてもらうために、彼のために1曲だけブルース調の曲
を用意しましたが、それは、七福神が送ってきたのかどうだか分かりませんが、
コード進行を決めて、キーボードを弾きながら曲を探っていた時に、聴こえてき
た音楽です。その良さを彼に分かっていただけたので、嬉しかったです。この曲は、他のミュージシャンにも同じような事を言われました。

「あんなブルースの曲は聴いたことがないよ。変わっているし、僕たちとは全然
違うね。個性的だよ。違うんだけど、キマッているんだよ。クールだよ。面白い」
などど言うので、そんなにほめられたら、何かボケをつくろうとしてしまう関西
人のクセで、

「ああ、それは、私が、ブルースのことを全然よく分かっていないから、作ろう
と思ってもブルースにならないんですよ。分からないから、自分の好きなように
しか作れないんです。だから個性的な曲になったんじゃないかな? それに、私
が作っている曲じゃなくて、宇宙から聴こえてくる曲だから、聴いたことがなく
て当たり前ですよ!(笑)」なんて私がボケると、

「その通りだねえ、あんたはジェニュイン(本物)だよ」と納得していました
ねえ。

ビル・ペリーに、
「次回録音する時も、ぜひお願いします!」と頼むと、
「もちろん!」と答えてくださいました。
「次は、あなたのコーラスかヴォーカルも少し入れたいです。今回は歌ナシに
なったけれど。」と言うと、
「はい、もちろん!」と喜んでくださいました。無口な人のようです。

 ほんとに、こんなに素晴らしい、私が大ファンのギタリストに録音を参加して
いただけて、その上、作品を気に入っていただけて、これ以上嬉しいことはない
くらい、幸せです。自分がいいと思ったミュージシャン達と録音を実現させるこ
とが出来て、満足しています。私本人が、いいと思ったもの、素晴らしい録音
を、レコードにして販売するので、お客様に対していいものを提供できることを
幸せに感じています。

 続きはまた次回!






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最終更新日  2007年10月15日 01時40分17秒
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