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カテゴリ:七福神の音楽
2006年1月2日発行号公開
アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ 「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.54 06/01/02 (金) 発行 2006年の新年が明けました。おめでとうございます。本年も引き続き、よろしくお願いいたします。 「メガ・ブルーシャからセブンゴッズ発売」 今年は、1月7日発売予定で、“SEVEN GODS”(七福神)のアルバムを自主制作で、MEGA BRUIXAから発売します。レーベルの名前の由来は、“ブルーシャがMEGA(100万倍)!”のパワーを宇宙から授かって、それで芸術表現をして、さらに人々に還元していけますように!という願いを込めました(笑)。 「アルバムジャケットの原画」 このアメリカ盤のアルバムジャケットの絵と全てのグラフィックデザインは、もちろん私がやりました。視覚によるアートも私の得意分野なので、ジャケットの絵は、張り切って描きました。七福神が私に出現した時の情景を覚えているので、それをできるだけ再現して描きました。この原画は、私のウェブサイトの、PAINTINGSのコーナーにアップしましたので、一足先にご覧下さい。 CDは、ロスの工場にエキスプレスで数枚だけ刷っていただいて送ってもらったので、見本が手元にあります。自分で想像していた以上のクオリティーで仕上がり、大満足です。ジャケットの絵もかわいいし、CD盤そのものに、七福神の絵を印刷してもらって、とても凝ったデザインにしました。CD盤自体に、文字だけの印刷の場合よりも追加料金がかかるのですが、せっかく自主制作で自由に作れるので、自分の好きなように作りました。 友人に何人かに見せたら、全員、「かわい~い!私もほし~い!」と言っていて、絵柄だけで、もうすでに大好評です。でも、中身の音もすごいですよ! 幼少頃からの長年の芸歴、音楽活動とアート活動が両方とも実ってきて、そのお陰で、ジャケット、音の両方とも、完成度の高い作品をCDとしてお客様に提供できるようになったので、私もとても嬉しいです。自信を持ってお勧めできます。これなら、買ってくださる方々に、とても喜んでいただけると自負しています。私にとって、これはとても大事なことです。 クオリティーの高い作品でなければ、私はお客様に申し訳なくて、売る気になれないです。今まで、完成度とクオリティーが高い音楽が作れる時期が来るまで出さなかったのは、このような私のアーティストとしての誇りと考え方からです。中途半端なレベルの作品は、一切世の中に撒き散らしたくなかったのです。自分も恥ずかしいし、お客様に対しても大変失礼です。きっと今が、私の音楽を出すべき時期になっていたのだと思います。 「七福神の色」 ジャケットの原画のとおり、七福神の背景の色は、卵色のような黄色でした。彼らの着物は、みんな明るいカラフルな色でした。黄色という色が、彼らの波動の意味を表しているのかなと気になって、リサーチしてみました。 黄色は、知識、知性、知的好奇心、楽しみ、幸福を表す色だそうです。これって、やっぱり、七福神の特長にピッタリですよね。知恵を司る神様も2人くらいいることだし、彼らは皆、宴会をしていて酔っ払っていて、大笑いして、歌を歌って手拍子を打っていたのですから。彼らは、パーティーと酒、笑いと歌が大好きな神様なので、楽しみと幸福を表しているというのもピッタリ合っています。 つじつまが合っていますねえ。 「アメリカのレコード会社の人も絶賛!」 遡って説明することにします。 去年、私のアルバムの参加ミュージシャンで、長年の友人であるドラマーのアーニーが参加出演するということで、一人で、名門ジャズクラブのバードランドに行ったときのことです。その日は、ラテンファンクの大御所の、プーチョ&ザ・ラテン・ソウル・ブラザーズのコンサートでした。 私は一人で行って、ど真剣に音楽を聴いていたからでしょう、会場では目立っていたみたいで、インターミッションの時に、2人の男性が一直線に私に向かって歩いてきて、声をかけてきました。 「あなたは、シンガーですか?」と、私に聞いてきたので、 「いいえ、私はシンガーじゃありません。歌は嫌いなんです。楽器を弾くのは好きですが。私がやっているのは音楽だけじゃないです。絵もやっています。私は、アーティストです。」と、ムッとして答えました。 私は歩いていると、ニューヨークのあちこちで、しょっちゅう、「あなたは、シンガーですか?」と聞かれるので、「またか・・・」と思って、うんざりしていたからです。なんで、歌手に見えてしまうのでしょう? 音楽的な感じが漂っているのでしょうかね? 「ああ、アーティストですか! そんな感じがしてますよ。私達はてっきり、あなたは歌手かなと感じ取ったのです」と、彼らは言いました。 「ええ、よく、貴女は歌手ですか?と聞かれるのですが、自分が歌うのは嫌いです。歌はお金をもらっても歌いたくないですよ! ノーサンキューです! 私が好きなのはインストゥルメンタルで、楽器を弾くことなんです。楽器だけの音のほうが、純粋芸術だと感じます」と、答えました。 そして、彼らは、自分たちの名刺をだして、私に渡しました。 彼らは、レコード会社の人達だったのです。ラテンミュージック専門のレコード会社です。 そして私達が談笑しているところに、俳優マット・ディロンに良く似た人がやってきて、彼ら2人に挨拶して握手をしていました。そうしたら、彼らは、「マット・ディロンですよ」と私に紹介したのです! あらら、彼はやっぱりマット・ディロン本人だったのです。 その時になって、私は、「この人達2人は、いわゆるギョーカイの人なんだな」と気付きました。 そういうわけで、彼らの名刺をまだ持っていた私は、メールで、七福神の音楽を1曲だけ、MP3ファイルで送ってみたのです。「私のこと覚えていますか?・・・」と手紙をつけて。 すると、すぐに返事が来て、 「貴女の音楽は、とても素晴らしいです! しかし現在、音楽業界はトレンドな業界ではなく、下り坂で、毎年規模が縮小されてきています。そのため、私達のレコード会社では、新人のレコードを出すということを現在はやっていないのです。出すものは、すでにデビューしていた人達のものだけです。でも、MP3ファイルで音源の販売はやっているので、あなたの音楽をそこで発売することなら出来ます。興味があれば、すぐに契約書を送ります。」などと書いてありました。 MP3ファイルで発売はジャケットの絵も描けないし、世に出すには、CDとして何か形が残るもののほうが私としても嬉しいので、せっかくのお話ですが、お断りしてしまいました。でもまた、後にMP3での販売に興味が出たときには、必ず連絡させていただきますとお返事をしました。 でも、アメリカ人の音楽業界の人達が、私の音楽を絶賛してくれて、契約書を送りますと言ってくれたことは、嬉しかったです。やっぱり、完成度が高い音楽なのです。 今後はどう展開していくか分かりませんが、アメリカで音楽活動をやっていけそうな可能性は感じられる出来事でした。 この出来事を、以前のメルマガのバックナンバーに書いた、オルケスタ・デ・ラ・ルスをデビューさせた名プロデューサーで、私の音楽を絶賛している方に話したところ、 「そのレコード会社、聞いたことあるよ。ニューヨークにあるでしょう?」と言って、びっくりしていました。 私を見直したような、驚きの顔をしていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月11日 14時29分44秒
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