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カテゴリ:芸術活動について
2006年3月29日発行号公開
アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ 「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.61 06/03/29 (水) 発行 皆様、こんにちは。日本では、桜が咲き始めたそうですね。NYはまだ肌寒い日が続きますが、もうじき桜の季節がやってきます。でも、夜は、まだ手袋とマフラー、分厚いコートが必要です。 「バレエのお話し」 前回のメルマガでお伝えしました、振付家:長谷川ゆきさんが率いるダンスカンパニー、“アスール・ダンス・シアター”の公演があり、そこで1曲、私の曲“Ritual for Purification”を使った作品も上演されました。 私も2日間とも観に行きましたが、自分の作った曲で振り付けしてもらって、8人のダンサー達が踊っているのを観ると、とても感慨深かったです。不思議な気持ちでした。七福神の曲が、早速、こんなふうに広がりを持ってきたことを、とても嬉しく思います。彼らにとっては、これが初公演でした。これからも、2回目、3回目と続けていって欲しいです。応援しています。 私は幼少時からバレエを長年続けたことがきっかけで、チャコットのウェブマガジン、”Dance Cube”でバレエのコラムを2年近く毎月続けさせていただいていますが、今回のこの公演についても、来月号のコラムに詳しく書きました。こちらのほうも、またチェックしてみてください。 今回のこの公演で、自分の曲を使ったダンス作品が作られたということで、なんだか、今までの幼少時からの私の人生が、音楽もバレエも全てつながってしまったので、バレエ時代のことを思い出していました。 やっぱり、バレエ時代あっての私だったことに気付いたのです。3つくらいから学び始めたので、幼少時からのバレエ体験は、私の人生と芸術感覚に、とても大きな影響を及ぼしました。雨の日も風の日も、13年も止めずにやっていたので、よく続けたものだなと思います。私は、心底、踊りが好きなのだと思います。 昔のバレエの仲間は、結婚して日本全国に散らばって、地元でバレエ教室を開いている人が多いことを、バレエ時代の友達から最近耳にしました。それぞれバレエの発表会もやっている様子です。みんな、バレエで活躍してくれていることを知り、とても嬉しかったです! 私は進学のために踊ることをやめてから、ずいぶん経ってしまいましたが、他のみんなが同じ先生の系統を継いで続けていて、それが広がっていることは、なんて素晴らしいことだろうと思いました。 バレエの友達は、ほんとに、幼稚園時代からずっと知っているので、学校の友達よりも懐かしくて、再会はとても嬉しいものです。そういえば、バレエの友達は、ゆがんだ性格(たとえば嫉妬深かったりとか)の人は一人もいないことに気付きました。 毎日の生活の中で目にする人々のなかには、自分と人を比べて張り合っちゃっていたり、嫉妬していたり、人の幸せを素直に喜べないような、苦手な性格の人達もとても多いです。 でも、バレエの友達は、なぜか、みんな性格のいい娘ばかりです。なぜでしょうか? 謎ですね。 日頃、妬みやそねみで出来ているような変な人に会うと、その度に、性格のいいバレエの友達などの存在が輝いてきて、浮き彫りになって、余計に彼らの存在をありがたく思うようになりました。 バレエとかダンスって、女の子には習わせた方がいいのかもしれませんね。私ももし女の子を産んだとしたら、バレエを習わせてあげたいです! 昔考えたことがありますが、踊りとは、本質的に女性的なものだと思います。女性性を表す踊りを女の子がやっていると、無意識下で十分に本能が満たされるのでしょうね。本能が満たされると、精神にも余裕が出てきて、性格形成に好影響するのかもしれませんね。全くの私の独我論ですが。 その当時、私が通っていた宝塚のバレエスクール(故・四条秀子先生)からは、宝塚歌劇団やOSKに入ったり、ミュージカル女優になったり、バレエ団に入っていく人が結構たくさんいました。宝塚の受験のために、わざわざ名古屋から新幹線で通っている人もいたくらい盛況でした。四条先生がとても偉大な芸術家だったので、通うのが楽しかったです。 いつもレッスンが始まる前に、正座して目をつぶって、精神統一の瞑想の時間がありました。今から思えば、芸術家って、行き着くところはみんな同じですね。 私も、今頃になって踊りの血が騒いできてしまって、タップ・ダンスのレッスンに時々通っています。楽しんでタップを続けたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月21日 04時13分59秒
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