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2007年12月15日
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カテゴリ:七福神の音楽
2006年9月30日発行号公開

ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.79 06/09/30(土) 発行

 皆様、こんにちは。私の強烈な独我論を展開している、メルマガを読んでいただいて、ありがとうございます。題名が題名なので、本音を書くようにしています。言葉をオブラートにくるんでいないので、あまりにも独我論です。
 スペインに6年も住んでいたときに、スペイン人の「丸出し」で言いたいことを本音で語り合う習慣が心地よくなってしまいました(笑)。大目に見てやってくださいね。


「私の最初の著作より」

 帰国中に色々出版社に興味を持っていただけて、私の1冊目の著作「マヨルカ島のゲイ友達」(ポット出版、2001年出版)を大絶賛してくださっている名編集者にもお会いしたので、大変光栄でした。私の愛読書を作ったようなすごい編集者が、私の本の内容の濃さをすごく褒めていらっしゃったので、嬉しかったです。ほんとにびっくりしましたよ。

 それで、何年かぶりに自分の著作をもういちど読み返してみたら、
「あれ?こんなこと書いたっけ?」と、書いた内容を細かいことは忘れていたくらい、濃い充実した一字一句の内容で、自分でもキツネにつままれたような気持ちになってしまいました。取材に3年かけたし、体験に基づいて、比較文化を地でいっている内容です。そして読み進めるうちに、
「あ!そうだったっけ!これで宇宙的に正しいんだった! これで良かったんだ!」と普遍的な価値観の気付きに至って、現在の自分が過去の自分の本に救われました!

 それはインタビュー集で、Bが語ったその箇所を要約すると、

「まだ会話をする準備ができていない人と話をしていると、僕が愛情を込めて言ったことを悪く受け取って怒ってしまう人もでてくる。怒ったままの人も。そういう人は僕の友達にはなりえないので、‘ほな、さいなら!‘でしたね。」とのこと。

「ふ・深い・・・」。その通りですね。
 自分でインタビューして縮めて書いた本なのに、すっかり忘れていました。スペインは、言葉をオブラートにくるまずに、本音で話す文化なのです。そのため、みんな伸び伸びとしていて、人間が縮こまっていないので、中には自分の持つ能力と可能性を最大限に伸ばすことができた人々も大勢でてきます。だからこそ、ダリとかピカソとか、ミロとか、歴史的大芸術家がたくさん出てくるのです。そういう土壌です。私は、人間の持つ潜在的可能性と才能を最大限に伸ばせる状態が、一番理想的だと思っています。 

 ニューヨークに引っ越してきて10月で丸4年が経ち、6万人も(!)日本人が住んでいるニューヨークの日本人社会が巨大な世界で再び日本人たちと交流するようになり、また時々窮屈な生活になってきていたのです。

 すっかりスペインで伸び伸びとした丸出しな生き方が気に入った私は、ここでも、そのスペイン的な調子で話をしていると、「そんなことは言わない方がいいよ」とか、「そんなこと言ったら角が立つよ」とか、知人から注意を受けることが多かったです。彼らは、日本から直接、日本人社会の大きなニューヨークに来ていて、他の国に住んだことがないし、他の文化にどっぷり触れたことがないので、どうしても視点が狭くなりがちだから、仕方がないですね。

 よく考えたら、私は、幸いにして、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸とアジア(日本)に長期で住んで観察することができたので、3つの大陸の影響をすごく強く受けて吸収してきています。きちんとマスターしたスペイン語の、言語の影響も強く受けています。すごくはっきりした言語なのです。日本語みたいにあいまいな表現はありません。

 普通はなかなかできないこんな体験を人生でさせていただいたので、この3つの大陸で学んだことや気がついたことを、もっとこれから本に書き記していかなければならないなあと自覚して、気持ちを引き締めました。これも私のお役目だと思っています。今後はコンスタントに出版していく私の本を読んだ日本の若者が、新しい視点を増やしてくれるきっかけになりたいです。

 若者は、縮こまってしまってはいけません!縮んで自分の可能性を狭めてズブズブと沈むようなことにはなってほしくないです。


「私のバンドのピアニストが日本で大活躍!」

 さて、日本でもう1つびっくりしたことがあります。私のバンドに入っていただいたジャズピアニスト(ハモンドB3オルガンも弾ける人)の、ウィル・ブールウェアが、去年から日本で注目されているのです。

 彼が1976年に録音した「クリスタル・グリーン/レインボー~フィーチャリング・ウィル・ブールウェア」(East Wind / 現Universal Music)が、名盤(時間に淘汰されて音楽の歴史に残る録音作品)として再評価が高まったのです。

 そして、立て続けにソニー系列のレコード会社から、3枚も新録音のアルバムを発売しています。今年2月には、来日してツアーも行ったほどです。これからも、まだまだ録音を残していく企画を彼は抱えています。来日の様子が、HMVのサイトに出ていたので、参考に貼り付けます。

http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=602200071

 私は5歳から19歳くらいまでずっと電子オルガン(テク二クス)を学び続けたので、鍵盤奏者に関しては特に耳が肥えていてうるさいのです。
「私が練習しても弾けないレベル、プロの中でも明らかに世界的に抜きん出ているピアニストにメンバーになってもらいたい」という一心で、探して行き着いたのが、このウィルでした。

 ドラマーの紹介で知り合いました。私が練習して弾けそうなレベルのプロはたくさんいるので、ものすごくこだわって選びました。ウィルは、どんな日本人のピアニストが逆立ちしてもかなわないようなレベルの、歴史的なピアニストだと思っていましたが、本当にそのような評価が高まってきたので、私の審美眼は正確でした。

 霊感を使っているのかもしれませんね。私が周りに言っていたとおりになってきています。

 他の全ての楽器のミュージシャンたちも、ウィルと同格の凄腕のズバ抜けた才能の人ばかりを集めたので、私の中ではできるだけの努力はした自信があります。霊感を酷使してプロの中で才能が抜きん出たミュージシャンたちを選び抜きました。どうしても、こだわっていい録音を残したかったからです。名盤並みの音に仕上がったと、自分では自負しています。このくらいのこだわりがあったからこそ、自主制作で発売を始めて、お客さまにお奨めしました次第です。自信がない作品を、「いえ、それほどでも・・」とか、「つまらないものですが・・・」などと人にお奨めすることは、私には出来ません。

 ミュージシャンは、歴史に名を残すようなレベルの人は、明らかに抜きん出ています。持って生まれた才能としか言いようがありません。並のプロがいくら長い時間をかけて一生懸命練習しても、持って生まれた才能があるほんの一握りのミュージシャンにはかなわないのです。

 ジャーンと一音鳴らしただけで違います。そんな歴史的にすごい人は、プロのなかでも、ポツン・ポツンとしか、たまにしか存在しません。ほとんどが並のプロで、ほんのわずかがスバ抜けた才能があるのです。厳しいですが、それが現実です。

 上手な人はいくらでもいますが、才能がずば抜けた音を鳴らせる人は、ほんのわずかなのです。

 私は、それに早めに気付いて、
「ジミー・スミス(オルガンの巨匠)にはどうしてもかなわないな・・・。私は音楽にしがみつき続けるのではなくて、他にもっと自分に向いている才能があるのかもしれない。自分に向いている才能を伸ばしていこう」と悟りました。

 それで、自分で実際に弾くのを辞めてから、音楽のアレンジや構造の研究をしはじめて、レア盤を集め、スペインでレジデンスDJになっていきました。

 耳の感覚だけは確かなので、いいミュージシャンを集めて自分でプロデュースして、名盤並みの録音を残そうと努力することはできます。

 何事も、自分に向いていることを伸ばしていけばいいと思います。私が、もしいつまでも弾くことにだけしがみつき続けていたのなら、今日の私は決して無かったです。

 自分に向いていないことはしないで、自分に一番向いていることは何かつきつめて考えて、向いていることやもとから才能があることを伸ばしていくといいと思います。

 私の場合は、オルガンを弾くのを辞めてからDJになり、録音のプロデューサーになり、絵(美術全般)の才能を徹底的に伸ばすことにこだわり、文章を書く仕事も続けてきました。全部、一番自分に向いていることだけをやっています。

 私はきっと自分で自分のことをよく見つめてきたので、自分のことがよく分かっていて、自分に何が向いているのか慎重に考えたのです。
「汝自身を知れ」という聖書の言葉は、真実ですね。





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最終更新日  2007年12月15日 15時06分48秒
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