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カテゴリ:友人
2006年11月12日発行号公開

ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.83 06/11/12(日) 発行

 皆様、こんにちは。お元気にしていらっしゃいますか?ニューヨークは肌寒くなってきました。
 今日は取材で、アルゼンチンタンゴ(生演奏付き)の公演を観に行くので、とてもワクワクして楽しみにしています。


「親友W」

 先日の長期帰国は、私の芸術家としての仕事の商談のためだったので、ずっとフル回転で忙しく、友人たちと連絡を取ってゆっくり会う暇がありませんでした。
 私は自由業なので、全て自分の責任で営業して判断し、取引先を決めていかなければならないので、人の何倍も動かなければならないのです。

 そんな中で、大学時代の親友W君が仕事で数日間上京するということで、何年ぶりかで久しぶりに再会しました。

 「XXリンに会えるなんて、嬉しいわああ。色々外国の話聞かせてや~。」と、再会する前から楽しみにしてくれていました。私も同じく楽しみにしていました。(ちなみに、昔から私のニックネームはXXリンでした。)

 彼は、神戸出身で、当時から私の目には、何か抜きん出たところがある人だと映っていて、注目していました。オーラが全然違っていました。

 W君とは大学時代に自分の進路とか夢を語り合っていましたが、私は芸術家になりたかったのでスペインのアートスクールに留学したいと言っていたことについて、M君はすごく賛成してくれて、応援し続けてくれていました。

 当時、経済学部を出たのに就職しないなんてもったいないと、周りの人達から言われることが多かったですが、私にとっては、自分がやりたいことはもう分かっているというのにそれと違う方向に就職する方が、お金は儲かるかもしれないけれど時間がもったいないと考えていたのです。
 若いピチピチしている時間って、どんな億万長者でも、いくらお金を積んでも買えない無形の貴重なものですし、無駄に使ってしまったら決して戻ってこないから後悔するものだからです。

 新しい勉強がスイスイと楽に身に付くのは若い年齢の時だけで、年を取ってから留学しても、語学もアートも身に付きにくくなってしまうと、私はよく分かっていました。

 人間の脳の老化が急激に始まるのは、28歳からだからです。28歳以降になると、同じことを覚えて身に付けるのに倍の労力がかかって、非常にスローラーナー(記憶力が低下して学んで習得するのにものすごく時間がかかってしまう人)になってしまうのです。

 ですからそれまでにお金を貯めて準備して、ささっと留学したいという計画を立てていました。留学後も、W君とはお互いに時々連絡しあっていました。

「久しぶり!元気そうでよかった。仕事はどう?上手くいってる?」と私が聞くと、

「もう、ばりばり稼がせていただいてまっせ~!」

「奥さんは、元気にしてる?上手くいってる?」

「もう、ラブラブですわぁ~!」

という感じで、近況報告に盛り上がり、お互いの順調な人生と仕事の成功に、心から喜び合いました。

「XXリン、すごく幸せそうで仕事も上手くいってて、すごく嬉しいわぁ。これからどんどん成功していってや~! 友達が成功してくれるとすごく嬉しいわ。」
と言うので、改めて、M君って、性格がいいなあと感心してしまいました。

 というのも、人の幸せを素直に喜べる人ってあまりいないものだということに、最近になって改めて気がついてきたからです。大勢の人と知り合えば知り合うほど、そう思います。

 こんなふうに、お互いに気を使わずに色んなことを話せて、お互いの幸せと成功を心から喜んだり、励ましたりできる友人がいることを、改めてありがたいと思いました。W君の存在に、感謝しました。
「そうだそうだ、私の親友って、本来こんな感じだったっけ」と思いました。
 W君だって、「稼いでまっせ~! ラブラブですわ~!」なんて本当のことを言ったら、言う相手によればムッとされたりしてしまうでしょう。

 本当のことを安心して言える、言っても素直に幸せを喜べる人が、親友と呼べるのだなと、この感覚を久しぶりに思い出しました。

 今は私は、下手に出て小さくなって暮らすようにしていたので、久々にこの心地いい感覚を思い出したのです。

 特にニューヨークの30代、特に35歳以上の日本人独身女性には不幸な人がとても多いため、禁句を言わないように気をつける必要があるからです。ニューヨークは両極端な街で、ものすごく不幸なウラメシヤ人生の人達も大量に引き付けられて集まってくるところなのです。

 そんな不幸な女性達に対して、「ラブラブですわ~!」とかW君みたいに言ったら、キズ口に塩を塗り込めるようなもので、一気に空気がささくれ立ってしまいます。

 そんなところに何年も住んでいたからこそ、W君の存在のありがたみをしみじみ感じてしまいました。

「W君みたいに、何でも素直に率直に本当のことが言えて、人の幸せを素直に喜べる人って、世の中にほとんどいないということが、私はよく分かってきたよ」
と私が言うと、

「本当にそうだよね。人の幸せを素直に喜ぶことが出来る人は、世の中にほとんどいないよね。僕もだんだん分かってきたよ。実は、僕の親友っていえる人は、XXリンもいれて4人しかいないねん」

「ありがとう。そんなものだよ。4人いたらいいほうなんじゃないかな。親友って呼べる人は少ないよね。人の幸せを喜べない、嫉妬心がある人って、見苦しいね。私は嫉妬心がある人とは友達にはなれないよ。苦手。」

「そうやね。世の中の人間って、ほとんどの人が嫉妬心あるんやなって、僕もだんだん気がついてきたよ。
 僕は、昔からそうなんだけど、自分の中に人に対する嫉妬心が、”全く”無い。人が幸せだったり上手くいったら良かったねって、心から思うし、それは素晴らしいことなのに。
 僕には、嫉妬心が少しでもある人の気持ちが「全く」分からない。
 なんで嫉妬心があるのかなあ?
 僕は、嫉妬心がある人って苦手だから、避けてるよ。」

「W君って、本当に嫉妬心ないよね。」

「うん。XXリンだって全く嫉妬心ないよね。」

「うん。私も、少しでも嫉妬心がある人のことがよく分からない。なんでああなのか?
 私は、なるべくどんな人でも、分け隔て無くオープンにつきあうようにしているけれど、特に不幸な女性に対しては、自分のことはあまり話さずにすごくした手にでているよ。
 でもね、した手に謙遜していると、勝手に向こうが“自分より格下”とか解釈しているみたいで、自分より下の子分にしようとする人もいて、これは不幸な独身女性に多いよ。
 それがある日、なんかの拍子で、出身大学が分かったりすると、急に機嫌が悪くなったりするんだよ。
“え?アートスクールって言ってたのに? へえ、おりこうさんなんだ~”とかね。
“アートスクール行く前に経済学部出てるよ”
と言うと、ムッとして無言になった人もいるもの。あっけにとられたことが何度かあるよ。
 勝手に向こうが上とか下とか決め付けてるんだよね。彼女たちの中では、アートスクールだったらバカだから自分より下、とか思い込んでいたんだよ。
 なにそれ? 
 私という人間の中身は最初から同じなんだし、言う必要がないから黙っていただけなのに。人間って、自分と人と比べて、自分より上とか下とか決め付ける人が多いんだね」

「そうだね。それ、彼女たち、すごく性格悪いね。だから彼氏と長続きしないし、彼女たちは独身とか離婚しているんじゃないの? 」

「でもね、世の中の人間は、そういうものだよ。
 人間って、その程度のものなんじゃないかな。
 最初からあまり期待しすぎないほうが、人と上手くやっていけるよ。
 だからこそ、W君のような嫉妬心が全く無い人の存在が素晴らしく思えるし、ありがたいのだから。
 ほとんどの普通の人は、自分と人と比べて、相手を自分より下にしたがるし。
 そういう人達は、相手が自分よりも上だと勝手に向こうが判断したら、今度はそれが嫉妬心になるし。
 そういう人は、人と自分と比べて、人のことも自分のことも下とか上とか値踏みするからそうなるんじゃないかなあ。人間を値踏みなんてしたらだめだよね」

「僕にとっても、XXリンみたいな人の存在は、ありがたい」

「どうもありがとう。」

などなど、久しぶりにざっくばらんにお話しすることができました。

 大学時代のあと、彼も私も社会の様々な人達に出会い、気分が悪い思いもたくさん経験してきたからこそ、お互いの存在をありがたく思えるようになったのです。お互いに、
「そういえば、あんな良い奴は、世間にはほとんどいないな」
と、気がついてきたのです。そう気が付いた時に、
「こういう人こそ親友と呼べる人だったんだ」
と、その存在に感謝することができました。

 お互いの存在を、今までよく気付いていなかったけれど、実はダイヤモンドのように目立って輝く存在だったのだと再認識しました。

 世の中に出ると、今まで自分がすれ違ったこともないような、接点がなかったような種類の変な人々に次々に出会っていきますから、驚きの連続です。
「動物園のゴリラを初めて見たわ~!」
という感じでしょうか?

 でも、変な人に出会って気分を悪くしても、それは1つの貴重な経験なので、そこから何かを学んでつかみとって、教訓として、人生に生かしていけばプラスになります。

 嫌な人に会ったら、それを「反面教師」にすれば、どんなことでも人生の役に立ちます。
「ああなりたくない」
「ああなってはいけないな」
と、反面教師にするといいでしょう。

 嫌な人は、悪い見本を見せてくれたと思えば、その存在さえ、感謝できるようになります。

 でも、本人が変わらない限り人の性格を変えることはできないので、嫉妬心が強い人に出会ったら、そっと避けるほうが問題が少なくなるでしょう。

 人生では、人から学ぶことが一番多いと思います。
「ああなりたくない人」を見て、反面教師にして学んで気をつけることができます。

 その反対に、「ああなりたい人」を見つけたら、それを理想にして、自分もその理想に近づけるように努力することができます。

 周りに誰も人がいなかったら、いい意味でも悪い意味でも、自力で気付いて直していくことはほとんど出来ません。

 気付いて直して向上していくことが出来るように、神様が色々な人を自分の周りに配置してくださっているのです。







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最終更新日  2008年01月06日 10時39分56秒
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