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2007年12月21日
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カテゴリ:芸術活動について
2007年1月2日発行号公開

ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.86 07/01/02(火) 発行

!Feliz Ano Nuevo! (ハッピーニューイヤー!)
!Que tenga buena suerte para todos en este ano 2007 tambien!
(今年2007年も、皆様に幸運が訪れますように!)

 明けましておめでとうございます。メルマガを読んでくださいまして、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 私は久しぶりに、ぶらっと一人でスペインに帰省(?)したいですね。スペインはやっぱり第二の故郷みたいなものなので。スペインにいるときはスペイン語しか使いたくないし、スペイン時代の友人とゆっくり会いたいので、一人で帰るのが一番気が楽です。スペインにいる時まで、日本語とスペイン語の通訳をしないといけないような日が旅行中続くと、スペインに来た気がしないのですよねー。だからやっぱり、スペインに帰るときは一人で行くほうが幸せです。ニューヨーク特派員としてチャコットでバレエのコラムの仕事を毎月続けているため、なかなかニューヨークを離れられる状況ではないので、今では、旅行のタイミングを見つけるのが難しいです。なかなかゆっくり帰れないです。


「本を出したい人?」

 時々、読者からのお便りや、知人で、
「私も本を出版したいけどどうすればいいのですか?」
という質問があります。
 
 これはねー、作家によって、いろんなケースがあると思うので、みんなそれぞれ、独自に切り開いて出版のチャンスをつかんできているのではないでしょうか? 自費出版でない、出版社が全て経費を負担する企画出版は、とてもお金がかかることなので、なかなか出版してもらえるところまでたどりつくことは、大変なことだと思います。

 やはり、他の職業の場合と同じように、コツコツとあきらめず、その道を長い間続けていくことしかないのではないでしょうか? 文章の技術はさほどたいした難しさがないので、全然たいしたことではないのです。文章力よりも、内容と思考のほうが大事なことです。出版社が多額のお金を投資して、読者がお金を出して買ってくれるような、人が読んでためになって「よかったな」と思ってもらえるような内容を書けなければ、出版にたどりつくことは難しいと思います。

 文章の学校に通って技術を身に付けることは、あまり効果が上がらないことだと思います。文章の技術っていったって、日本人で日本語を読み書きしていれば、それで普通に大学を出ていればある程度論文やなんかは書けるように自然になっているので、文章力って、人間の持っている才能の中で、本当にそんなにたいしたものではないですから。文章を書いている人達って、ものすごく大勢いらっしゃるので、その人数の多さからいって、誰でもできることなのです。文章が書けることって、全然たいしたことじゃないです。偉くもなんともない、ごくごく普通のことですよ。

 よく、人に、「文章書けるなんてうらやましい、すごいですねー」なんて言われるのですが、ほんっとうに文章力なんて、大したことじゃないのです。全然すごくないです。これは、私が謙遜して言っていることではないのです。

 時々、文章を書いている人達のなかで、中途半端にライター業をやっていてまだ本を出したことがないけどいつか出版してみたいような人に限って、自分の文章力を才能の1つのように捉えている人を見たことがあるのですが、それをみていて、全然理解できませんでした。

 それでつい、
「あのー、私も文章書くけど、文章なんて誰でもできるし、文章書いている人って世の中にたくさんいるんだから簡単なことですよ。だから文章書けるなんてことは、そんなに重要なたいしたことじゃないですよ。中身の方が大事ですよ」
というと、相手は怒ってしまったことがありました。
 こういう価値観と考え方の人は、なかなか本を出版することができないものなのです。考え方が浅はかなのです。本を何冊か出版してきている、本当に実力のあるもの書きの人なら、文章力に必要以上にとらわれる考え方になるはずがありません。文章よりも中身のほうが重要だとよく分かっている人が、本を出版できるものなのです。

 これは、私の価値観と考え方ですが、ものを書くために何が大事かというと、決して文章力ではなくて、「思考力」、「人が気がつかないことに気がつく感受性」、「内容」とか、こういったその人の中身のほうです。言いたいこと、伝えたいことという中身が先に強く明確に自分の頭の中にあれば、あとはその中身を一生懸命に人に伝えようとして試行錯誤しているうちに、自然に文章がでてくるようになります。

 あとは、外国にちょっと住んでみた経験を活かしてなんか文章を書いて出版してみたいという人も多いのですが、外国に住んだ経験を本にするには、2,3年の滞在だと少ないと思います。10年以上は住まないと、経験として全然珍しいことでもなんでもないと思います。

 私は、
アート(絵画、ジュエリー、写真)、
音楽(元プロのクラブDJ、現在作曲家、プロデューサー)、
文章
と3つの仕事を続けているため、人から見ると、その1つである文章も、パッとやってサッとやったというような、軽々やったように見られることが多いのですが、それは誤解です。

 芸術家志望だった私は、大学は経済学部だったと言えども、家でせっせと独自に文章を書いてみてはコンクールに出してみていました。それで、いくつか応募したら、必ず全ての作品が最終選考まで残っていたので、「審査員に最後まで文章を読んでもらえるだけの内容は書けるのだな、これなら文章を公に書いていくことを生業にさせていただいてもいいな」と自覚してきました。在学中に、エッセイのコンテストで入賞(副賞:ニューヨーク1週間の旅)して、実績をつけたので、雑誌に記事を書き始めました。

 ですから、私の文章は、パッとやってみてたまたま上手くいったような程度のものではないのです。その後ライターをやり始めて、雑誌の記事のライターだと使い捨てで物足りないので、その後本を出版する方向に活動が発展していったのです。

 音楽も、5歳から19歳まで学んで、そのあとスペインでDJになったし、色んな実績を積んだ後で、本格的に活動を始めました。幼少時からの英才教育があるし、パッとやってみたようなレベルのものではありません。音楽は、英才教育のお陰です。

 よくあることなのですが、遅く18歳くらいから音楽をやり始めたミュージシャン達にたたかれるような筋合いはないです。私は5歳からやり始めたのですから、音楽はできて当たり前です。

 周りの人達に、
「音楽をプロとして必死でやっている人達がいるのに、そんな、絵と文章をやっているくせに音楽をやってみるなんて、なめてるんじゃないか」
とか言われることがありましたが、

「何言うてるの! 私は5歳から毎日音楽を練習し続けてきて、学び続けたんだから、音楽は日本語を読み書きすることと同じレベルで、出来て当たり前! 5歳からの英才教育だよ! 私に向かって音楽をやめろって言うことは、日本語を話すのやめろって言うことと同じだよ」と言い返すと、

「・・・・」と無言だったり、

「たまたま親が金持ちでその財力で音楽勉強させてもらってただけのくせに~。親にレッスンつけさせてもらえなくてもミュージシャンになった人だっているのに、かわいそうだ」
とか訳の分からないことを言ってくる人もいました。

 親が金持ちとか、財力でとか、何なのそれ?ってかんじで、訳分かりませんねー。どうしてそういう発想になるのか? お金っていう問題ではなくて、「文化がある家庭だったかどうか」という問題だと思います。

 親がいくらお金をかけても、子ども本人に才能が無くてやる気がなかったら、レッスンは続くわけがないのです。結局、本人の問題です。

 私たちの時代は、レッスンを受けた人って山のようにたくさんいる世代ですが、それを続けるのは本人の問題だし、続けた後それを生かしていくかどうかも本人の問題だと思います。

 それに、特にクラシック界で活躍している音楽家の方たちは、全員、幼少時から音楽の英才教育を受け続けてきた人達ばかりですよね? 英才教育のお陰で才能が開花した、そういう賜物は、世の中にたくさんあることです。モーツァルトだってそうです。

 ですから、親が子供に与える英才教育まで、ずるいと捉える感覚の方が、卑屈なのではないでしょうか? 

 絵画は言うまでもない、スペインの名門の絵画学校(歴史上の画家トレンツ・リャド創設の地中海自由学校、リャド財団、画家ジョアン・ミロ財団)に、6年間フルタイムで留学したし2回個展をやっているのでキャリアがあります。

 そういうわけで、美術、音楽、文章と3つの分野でプロとして活動をしているのです。

 私は、2001年に1冊目の本を企画出版で出版していただいたあと、ニューヨークに引っ越してきて、生活が落ち着いてきてからやっと次の本に取り掛かっていて、6年ぶりに出版予定です。

 今後は、コンスタントに本を出せるように、今年来年で、作家としても土台を作っていくつもりです。






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最終更新日  2007年12月21日 23時24分27秒
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