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カテゴリ:料理
2007年2月19日発行号公開
ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.91 07/02/19(月) 発行 皆様、こんにちは。お久しぶりです。 日本は寒かったようですね。お元気でお過ごしでしょうか。 ニューヨークはとても寒くなり、マイナス20度とかで、凍えそうでした。こんなに寒いと身体に悪そうです。身体を冷やさないように過ごしていました。 「パン コン トマテ」 さて、たまには美味しいスペイン料理をご紹介します。料理のレシピもメルマガで書いて欲しいというご要望がございましたので、早速取り入れさせていただきます。そういえば、私は見かけによらず、料理が好きなのですよね。料理なんてしなさそうにいつも観られてしまうのですが(笑)。いつも美味しい料理をいただく度に、 「これ、どうやって作っているんだろう? 美味しいな、こんなのを自分でも作れるようになりたいな、作り方が知りたいな」 と思うたちだったので、後で作り方を調べたり、教えてもらったりしてきました。 まあ、油絵にしてもそうですが、 「うわー!この絵、どうやって描いたんだろう? すごいな~! この人、歴史上の画家になるに違いない!描いているところを知りたい、教えて欲しい!」 と、今は亡き歴史上のスペイン人画家であるトレンツ・リャドが来日個展したときに思ったのが、スペインに留学までしてしまったきっかけだったのです。リャド本人に尋ねましたよ。直観で(というか霊感で)、彼は大化けすると思っていました。 そのせいでスペインのマヨルカ島のリャドの絵画学校に行き、全課程を6年間フルタイムで修了したのです。 お陰で、今では描き方が分かりました。(笑) NYに来てからは、まだアトリエの場所がないので、毎週火曜日のヌードデッサンを描きに行っています。 (生活スペースで油絵を描くと、身体によくないらしいのです。) そしてまた、NYに来てから、また同じように、 「うわ~!カルティエとかヴァン・クリのこんな値段の高いジュエリーって、一体どうやって作っているんだろう?どうしたら作れるようになるのだろう?目玉が飛び出るような値段の高い何百万円、何千万円のジュエリーの作り方を知りたい!ダイヤとか宝石のことも見分けられるようになりたい!」 と思ったのがきっかけで、今の師匠(ヴァン・クリのデザイナー)と知り合って、とうとう今では作れるようになりました。 なんでカルティエとかヴァン・クリってあんなに値段が高いのかな~、どうしてかな~とずっと謎だったのですが、ジュエリーを一流の師匠から学ぶと、理解できました。高いジュエリーと安いジュエリーは、造りとデザインと、工程が全然違うのです。 今ではおかげさまで、いいジュエリーといい宝石を見分けられるようになりました。 ジュエリーをやり始めて、もうすぐ丸3年が経ちます。早いものです。 音楽も同じで、子供の頃から音楽を学んでいたので、いつもジャズとかボサノヴァをコレクションしていました。 聴きながら、 「うわー、これ、どうやって演奏しているんだろう、何の楽器を、何人で組み合わせてセッションしているんだろうか? このシャカシャカ鳴っている音は何の、どんな形のパーカッションなのだろうか?」 などと、音から、使われている楽器を全て想像して、楽器の名前や写真を調べたりしていました。 大きくなってから、やっとジャズの来日の生演奏を聴きにいけるようになって、 「あのパーカッションって、ああやって鳴らすものだったのか! へえ、シェーカーは、ああやって手を動かして鳴らすといいのか」 などと感動して覚えていきました。 お陰で、スペインに留学してから最初は部屋にキーボードを持っていなかったので、小さなパーカッションを色々集めていました。 レコードやCDを日本から150枚以上ちょっとずつ運んできていたので、部屋で鳴らしながら、音楽にあわせてパーカッションを演奏していました。 話しが脱線してしまいました。 すっごく簡単なレシピからいきます! 「パン コン トマテ」です。 ヘルシーで美味しくて、朝のあわただしい時間にもさっと作れて便利です。朝食にピッタリです。(トマテって、トマトのことです。) ご用意していただくものは、 固めのパン(日本で手に入るものならフランスパンがおすすめ)、 トマト(フレッシュでも、無ければ缶詰のホールトマト) エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル 塩 コショウ(お好みで) これだけです! パンを適当にスライスして、フレッシュトマトなら半分に切って、缶詰のトマトならそのままで、トマトをパンに手でなすりつける。そしてオリーブオイルを振りかけて、塩、お好みでコショウをして出来上がり! 簡単でしょう? それなのに、すごく美味しいのですよ。 帰国時に家族に教えたら、それ以来彼らははまっているほどです。バターぬって食べるより、本当に美味しいので、試してみてください。 オプションで、オードブルや夕食の代わりに、この「パン コン トマテ」のうえに、生ハムのスライスをのせて食べます。 バターはコレステロールが高まるのでよくないので、オリーブオイルを使う習慣がスペインにはあります。彼らは一切、バターを料理にも使わないのです。それも、生でオリーブオイルをとったほうが身体にいいらしいのです。 それで、彼らは、この「パン コン トマテ」や、サラダに振りかけたりします。地中海料理は、とってもヘルシーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月28日 14時08分07秒
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