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カテゴリ:友人
2007年3月25日発行号公開
ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.94 07/03/25(日) 発行 皆様、こんにちは。ニューヨークは、随分暖かくなってきました。でも朝と夜は寒くなるので、まだ分厚い上着が必要です。昼間はとても暖かく、春ももうすぐそこです。 この1週間は、色んなことが私に次々に起こりました。楽しかったです。 何回かメルマガにも書いたりしていますが、私はお料理が結構好きで、美味しいものを食べるたびに、「これどうやって作っているんだろう?知りたいな」と興味が湧いて調べていました。 自分でも作ってみたくなってしまう質なのです。そのせいで、料理が趣味になってしまって、それが高じて時々、お料理を教えて欲しいと頼まれることもありました。 そんな感じで、先週から、某お宅に週に1回、家庭料理を作りに通うことになりました。いつも私の仕事はひとりで家でやることばかりなので、どうしても家にこもりがちになってしまって、だんだん新たに人と知り合ったり出かけたりする機会がなくて、刺激がなかったからです。 もっと出歩いて人とどんどん会った方がいいのですが、ついつい家にこもってごそごそと何かを作ったり書いたりしてしまう性分なのです。家で一人で居ても、一人で気分転換が出来てしまうので、いいんだか、わるいんだか分かりませんね。 (「書く、描く、音楽作ったりキーボード弾く、ジュエリー作る」と、ぐるぐると回っていけば一日中でもルンルンで続けられるし、行き詰まることがないのです。1日8時間労働どころか、毎日15時間くらい何かやっています。自家発電機みたいですね。まあ、自己完結型です。) 時々、NYで著名な画伯の家に描きに通っているヌードデッサンも、とても気分転換になっています。(数人でヌードモデルをシェアさせていただいています。) 「あー、せっかくニューヨークにいるのに、なんか面白い人達と新たに知り合いたいなあ、家にこもっていたらダメだなあ、時々外に出ないとな~!」 と考えていたので、ちょうどよいタイミングで料理人の仕事をしばらくの間することになりました。 知り合ってビックリ、そのお宅は有名な作家のお孫さんだったのです。そりゃあニューヨークだもの、道を歩いていれば著名人だらけだし、そんな人達だって普通に暮らしているはずですよね。 そのお家はご親戚にも料理研究家がいて料理本も出しているようなお家で、それでそこまでして自宅で食べるお料理に神経を使っていたのですね、と理解できました。美食家のお家ですね。文化的にもすごく高度で面白そうな人達です。 ご親戚が書かれた料理本を何冊か見せていただいた時には、 「え、私は何を作ったらいいのだろうか?どうしよう、私のお料理でお口に合うのだろうか、わわわ~!」 と心配になってきてしまいました。それで、 「あの、何か食べたいものがあれば、何でもおっしゃってください、作りなれていないものならちゃんと予習してきてから作りますので。しかし、オデブにならないように一切の揚げ物と天ぷらは作らない主義なので慣れていないので、天ぷらだけは避けてもよろしいでしょうか? 酸化油は太るのです。」 と言ってしまいました。すると笑って、 「天ぷらなんて別に要らないですよ、全部お任せします」と言ってくださったのでほっとしました。 料理の仕事となると、家で作るのと違ってちゃんと予習したり、栄養のバランスを考えたり、作る手順や段取りを考えたりするので、勉強になります。1回に5~6品を作っています。 美味しいと喜んでいただけているので、今まで趣味でやってきたことが人のお役に立って良かったと思いました。 おまけに、私自身の料理の手際もさらに良くなってきました。 一方、日本の友人もNYに来て、彼女はミュージカルのプロデューサーなのですが、初めて自分でファンドしてプロデュースしたコンサートを上演しました。これも素晴らしいコンサートで、すごくいい企画でした。それを彼女が全部プロデュースしたなんて、すごいなあと思いました。 一緒につるんでいた友達が、プロデューサーになって活躍し始めて、私も本を書いたりして、だんだんとお互いに社会的にも成長してきているということですね。もうすぐ働き盛りになっていくのでしょうね。 そして突然、留守電にメッセージが残っていたので、誰からかとチェックすると、 「ほっほっほっ。Mです。明日、日帰りでニューヨークに用事で行くから貴女に会いたい!朝到着するから」 と、アトランタのMから! え!明日来るんですか?突然!これにはホントにびっくりしました。これが先週で一番ビックリしたことです。 Mというのは、70年代から20年間くらいヨーロッパヒットチャートでスターだった、BONEY M (ボニー・エム)というグループの元メンバーのMのことです。黒人女性のシンガーソングライターです。 彼女はお友達がマイケル・ジャクソンとかティナ・ターナーとか、別世界の。 私とは全く別世界だったのですが、この人とは、なんとスペインで知り合ったのです。ドイツ人に呼ばれたパーティーで隣の席だったのです。 “I feel you! You are special. Wouderful!” と、何か私の霊体から漂ってくるものを身体で感知して、すごく興味を持ってくれていました。そして、彼女は私に対して、色々な予言をし続けています。 初めて会ったのはニューヨークに引っ越す直前だったので、彼女と知り合ってかれこれ5年弱くらいです。一度スペインで個展をしに戻った時に会ったのが最後だったので、Mと会うのは4年振りくらいでした。 すぐに折り返しMに電話したら、 「明日NYに行くのよ~!貴女に会うのが待ちきれないいいいいい! 空港から貴女の家に寄って、貴女をひろって一緒に行きたい!」 と言うので、え、そんなことまでしなくてもいいよ、「空港まで迎えに行くって!」と約束しました。 Mは強烈なサイキックで、彼女の心臓の鼓動の様子が、いい波動と悪い波動のセンサーになっているのです。心臓が気持ち悪くなると、良くないことの印だとか。その反対で心臓に気持ちよく感じたら、すごく良いことなのだそうです。 100発100中だそうです。 彼女がいくつか私について予言したことで、まず1つ当たったことがあります。それは、「作曲」のことです。 「私に何か曲を作ってよ。ジャズの曲で。私はもうポップミュージックはやらないから。貴女には、曲が宇宙から降ってくるんだから!そういう人が自然に曲を作るべきなのよ、そっちのほうがいい」 と突然言うので、 「え?私は作曲なんてしませんよ、したことないです。作曲しようと思ったら出来るのかなあ?」と言うと、 「貴女には、宇宙から曲が次々に降ってくるのです。貴女には聴こえてくるのよ。だから私に作曲して!トライしてごらんなさい」 と彼女は言い張るのです。 それから何年も、いつもいつもメールで、 「今あなたはどこにいて何をしているの? 何か曲ができたかしら? 曲が宇宙から降ってきた?どう?」 と、私に聞いてき続けていました。 「いや、まだ作ってみていないです。曲なんて宇宙から降ってこないけどなあ」 と答えると、 「ホッホッホ。そのうちもうすぐ、宇宙から貴女に曲が降ってき始めるのよ。まだ降ってこないのね。」 とMは不思議なことを言い続けていました。 彼女はずっと私を追いかけ続けてきていて、なんだか知りませんが、無名の私の大ファンなのですよ。 彼女は大スターで有名人で、私は無名なのに。ティナ・ターナーに追いかけられているようなものでした。 そして、例の、七福神が出現して私に曲を送り始めて止まらなくなって、形にしてミュージシャンを集めて録音した話につながるのです。 Mが予言したとおりのことが起こってしまったのです。これは、私がどうしようも逃れられず、曲を外に出すしか仕方がなかったのです。 Mにこのことを言った時には全く驚かず、 「私は知っていたのよ。だから、最初から、貴女には宇宙から曲が降ってくるよ、作曲してって言っていたでしょう?」 と言いました。 この話、まだまだ続くお話しで、Mは他にも色んなことを予言しています。 今回急にニューヨークに来たのも、私にとってすごく励ましになり、先輩として貴重なアドバイスもしてくれました。すごく心配して応援してくれています。 (Gパン禁止令が出ました(笑)) Mも私も、将来一緒に何か音楽活動をやっていきたいのですが、今は場所も離れ離れなので、その時期ではないようです。 彼女の音楽スタイルと、私のジャズファンク(歌なし、楽器のみ)は違うスタイルなので、このままでは合わないので、なんとか上手く楽しく融合できたらいいのですが、どうなることやら。2人とも気持ちでは盛り上がっていても、どうやって音楽スタイルをあわせていけばいいのかがまだ見えないのです。 「貴女の曲は私にはファンキーすぎてついていけない、もっとスローな、スタンダードみたいなの作ってよ」 と頼まれました。 まさか、日本人の私が、黒人の彼女に、 「ファンキーすぎてついていけない」 などと言われるとはびっくりです。 これ、私にとっては本望ですよ。 私は、前世はアフリカ人だったのではないかというくらい、身体の中に最初からリズムがあって、打楽器の音を聴くと血が騒いで沸騰してくるのです。だから、私が音楽を好きなように作ると、どうしてもパーカッシヴになってしまいます。 Mとの活動はもっと時間をかけて、2人のいいところをあわせて融合させて、スローな曲にしていかなければなりません。 いつになるか分かりませんが、Mが私に予言して引っ張っていってくれているので、期待しないで待っていてくださいね。 ご声援をよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月31日 21時05分01秒
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