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2013年11月08日
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カテゴリ:ジュエリー
今年は、プラチナのジュエリーのオーダーが多かったです。






年内に何個か完成させるために、少しずつデザインと製作の作業を進めてきました。






そのほとんどがプラチナを使ったハイエンド・ジュエリーなので、最近はしばらくの間、プラチナの扱い方を学び、練習していました。






今まで、私が使った素材のほとんどが、18金、14金ピンクゴールドが多かったからなのです。



模型を作る時は、シルバーを使います。






そのおかげで、シルバーと金の扱いには慣れていて、エキスパートなのですが、プラチナはあまり経験が無かったため、新たな勉強と練習が必要でした。






金属それぞれに特徴があり、融点が違いますから、シルバー、金、プラチナは、扱い方が全く違うのですよ。






特に、プラチナを溶かしたり、溶接したり、ろう付けする際には、1600度以上とか1700度以上もの高温で熱しなければならないのです!!!







熱いですよね。考えただけで恐ろしかったです~。


ああた、1700度以上!!!(ヒ~!)なんて、危ないですよね~。。。




そのため、まず慣れないとダメなので、またプラチナも扱える師匠のジュエリー職人のところへ舞い戻って、プラチナという金属について学んで、溶かしたり溶接したりして、練習をたくさんしましたよ。






”プラチナの溶接は難しそうだから、練習してから、作品を作る本番にしたい。教えて欲しいっ!”と頼んだら、


”プラチナも、君はできるよ! だって、金を溶接できるなら、プラチナでもできるよ。金もプラチナも、技術は同じだよ~! 大丈夫だ。 自分でやってみな!”と言われてしまいました。




”でも、プラチナは融点が高いから、1700度以上も温度を上げないといけないんでしょう? そんなに高温にするのはやったことがないから、練習が必要だよ~。”と、後日調べてから、私は再び頼んでみました。


”大丈夫だって! 君にもできるって! 何でも練習だって! 練習して、溶接しようと思ったら火を当てすぎて溶かしてしまったり、失敗してみたら、そのうちだんだん加減が分かってくるよ。”



”いや~、本番で失敗できないから、やっぱり練習して上達するためにも、教えて欲しいわっ! 私一人で練習するのは怖いわ~! 師匠が生きている間に、学びつくして一人でもやっていけるように努力するわ。”
と師匠に頼み込んで、いまさらながらプラチナの溶接のやり方を教わりました。



”あはははは~! ワシは100歳以上生きるで~! まだまだ死なへんで~! 一人でもやっていけるように覚えるのは、良いことやな。偉いで~!”と言っていました。







まず、プラチナの溶接だけは、融点近い時にはビョーォォォォッと真っ白(蛍光レッドみたいな色)に発光するため、裸眼で見つめると光がまぶしすぎて目がつぶれるのですよ。(危ない仕事でしょう? 男の仕事ですよね~。)




そのため、プラチナを溶かす時だけは、ジュエリー職人はプラチナ専用メガネをかけなければいけません!




そのプラチナ用メガネだけは持っていたので、とうとうその出番がやってきました!




だからプラチナを溶かす時は、写真も映像も撮れないのです。



メガネをかけて見るだけっ!







その、1700度以上にまで温度を上げていって、プラチナを加熱するときは、炎はガスバーナーと酸素バーナーを混ぜて使います。


だんだんに炎を大きくしていきます。






うお~!!!


見ているだけで熱そうで、怖かったです~。






そして絶対に守らないといけない注意点を言われました。


”プラチナの時の炎は巨大だから、バーナーの火をライターでつけたら、そのライターは必ず台の上に決して置かないこと! ライターはすぐに台の下に置くこと! アルコール液のビンもどこか別のところに避けて置くこと! 引火したら怖いよ~!”

(注:アルコール液(水色)は、ダイヤモンドのルースがついた状態で金のジュエリーを熱する時などに、ダイヤを守るためにつけて乾かして、使います。そのアルコール液のビンも、ジュエリーの作業ベンチ(台)の上に置いてあるものなので。)






う~む。

自分のアトリエでこのプラチナの作業をする時には、ホントに火事に気をつけて、ヤケドにも気をつけて、落ち着いてやらないといけないな~と身が引き締まりましたよ。






シルバーのジュエリー製作とは、プラチナだけは技術のレベルが違うんだな~、難しすぎるな~と分かりました。


だって、プラチナは、鉄の融点なんかよりもうんと高いから、鉄の溶接よりも難しいです。


師匠はすごいな~と思いました。


プラチナの扱いを知っているジュエリー職人は、ほんの一部ですから。(ほとんどは、シルバーと金で、事足りることが多いので。)



そして、事故には気をつけないといけないですね。






アトリエに、宝塚の清荒神さんの”火の用心のお札”でも貼っておこう!(笑) 帰国時に入手します☆







しばらく、プラチナの扱いを、練習してみていました。


練習の日々。



お陰様で、プラチナの溶接にも慣れて、できるようになりました!



一歩前進!






いつまでも、常に勉強することがたくさんあります。



ありがたいことです☆





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最終更新日  2013年11月09日 05時26分48秒
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