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2021年09月15日
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黒人霊歌の有名な歌には、素晴らしい曲がたくさんあります。
誰でも知っている曲もけっこうあって、例えば、皆が大好きな「アメージング・グレイス」も「スタンド・バイ・ミー」も黒人霊歌です。

昔、私が習っていた頃のオルガンの教材の楽譜には、黒人霊歌がたくさん出てきました。私にとって、このような黒人霊歌は懐かしい曲たちです。日本で生まれ育ったのに、私の音楽のルーツが黒人霊歌だったので、それでジャズとかブルース、ファンクとか黒人音楽が好みなのだな~と納得しています。幼児体験が黒人霊歌なら、そりゃ~仕方がないですねえ。

1600年代からアメリカへヨーロッパの移民と共に、彼らから奴隷としてアフリカから船に詰め込まれてアメリカ大陸へ運ばれた黒人のアフリカ人達は、当時は人間として認められていなくて人権がなかったそうです。
人間ではなく奴隷なので、動物として扱われていたのですよね。白人の人々はアフリカの黒人のことを動物の一種だと思い込んでいたので、奴隷として売買して、黒人の奴隷をこき使って働かせていたのです。白人は自分達は白いから人間だと思っていて、自分達とは違う黒い肌の人種の人々のことを動物だと思っていたのですよね。だから黒人を奴隷として扱っていたのです。
アメリカに連れてこられたアフリカの黒人達は、主にアメリカ南部の農園で働かせられて、死ぬまでこき使われて、自由が全くなかったそうです。

アフリカ人としてのアイデンティティーを思いださせたり勇気と力をつけさせると奴隷が反乱を起こすかもしれないので、黒人の奴隷達は太鼓(アフリカン・ドラム)を取り上げられて禁止されていたそうです。

太鼓を禁じられた黒人奴隷達は、仕えていたご主人様達(白人達)からキリスト教を教わり、キリスト教の信仰なら許されていました。
奴隷は集会も禁じられていたのですが、キリスト教の宗教的集まりだけは許されていて、その集会のために小屋を建ててそこで集まっていたそうです。
この小屋が、奴隷にとっての教会だったのですね。
その奴隷のキリスト教のための小屋での集会で、黒人達がつらい耐え切れない日常生活から元気付けられるように自然に発生したのが宗教的な歌と、それに合わせたダンスです。
自然発生的に、キリスト教の聖書の一節や教えを黒人の土着的な価値感に合わせて解釈しなおして歌われるようになり、それが黒人霊歌として何百年も歌い継がれてきたものなのだそうです。古い黒人霊歌の作曲者は奴隷たちだったので、作者不明なものがほとんどです。
・・・・・黒人霊歌にはそのような暗い重い歴史があるのですね。奴隷だったから飼われている動物(家畜)として扱われていたため、人権がなかったし、毎日がつらくて耐えられなかったので、自然に魂から搾り出すような歌を集まって歌って、輪になって歌いながら踊り、音楽の力によって救われて、毎週の集会で音楽に元気付けられて再び毎日の労働と生活へ戻っていったのですね。
「売れるため」とか商業主義とは全く関係なく、ただただ自分達が生きていくために必要な音楽として黒人霊歌が発展していったため、その中でも素晴らしい名曲は歌い継がれて残っていき、自然に数百年の間に名曲だけが淘汰されて歴史に残ったので、黒人霊歌は今でも人々の魂を揺さぶり、心に残る旋律なのですね。

アフリカがルーツである太鼓を禁じられていた黒人奴隷達は、太鼓のリズムを抜きにした音楽の旋律だけでアメリカ内で黒人のコミュニティーで独自に音楽が発展していって黒人霊歌となったのですね。それで、黒人の音楽なのにアフリカンっぽいリズムが全くなくて、メロディーがメインの歌が発展したのだな~と、理由が分かりますね。

黒人霊歌の歴史は軽く300年以上、400年近くあるというのに、黒人霊歌の歴史に触れると黒人達が昔は動物(家畜)として扱われていた奴隷だったということにぶつかるので、そういう内容はどうしても触れてはいけないような分野となっていて、現代では黒人霊歌についてはあまり語られることが無いのでしょうね。

・・・奴隷が生きるために魂から搾り出すように歌い続けて何百年も伝わってきた歌が黒人霊歌なのだということは、日本でもオルガンを学んでいた時にその詳しい説明は一切聞いたことがなかったです。アンタッチャブルの分野なのですね。
「アメージング・グレイス」など、黒人霊歌には皆の心の琴線に触れて感動的な素晴らしい歌が多いのは、その歌のルーツに理由がありそうですね。

その暗い歴史のつまった黒人霊歌ですが、それが元になって後にゴスペル音楽になり、黒人霊歌をベースにしてブルースが生まれ、そのブルースからロックンロールとジャズが生まれていきました。だから、アメリカ音楽の母が黒人霊歌なのですね。偉大な音楽が、黒人霊歌なのです。黒人霊歌を抜きにしてアメリカの音楽を語れないのが現状です。

私自身も私の音楽のルーツを振り返りつつ、黒人霊歌について調べて掘り下げて、学んでいきたいと思います。
皆様も、黒人霊歌を少しずつ聴いてみると、元気が出ると思いますヨ☆☆☆

日本の皆さんも、どこかできっと聴いたことがある黒人霊歌の中で素晴らしい曲を紹介しますね。
これは、「こげよマイケル」”Michael, Row The Boat Ashore”の、ザ・ビーチ・ボーイズの録音です。
1976年のレコーディングだそうです。
このアレンジのバージョンは素晴らしいと思います。

The Beach Boys-Michael, Row The Boat Ashore


Michael row your boat ashore, hallelujah
Michael row your boat ashore, hallelujah

Sister help to trim the sail, hallelujah
Sister help to trim the sail, hallelujah

Jordan River is deep and wide, hallelujah
Milk and honey on the other side, hallelujah

The River Jordan is chilly and cold, hallelujah
Chills the body, but not the soul, hallelujah





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最終更新日  2021年09月15日 10時30分18秒
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