よく晴れて残暑も厳しくなりそうなのが、やはり秋の勢いに押されます。
エコカー減税や補助金の勢いで自動車販売も順調な様です。
言うまでも無く制度が無くなった時に上昇カーブが下がり始めるでしょう。
何処の国でもそうなっていますし我が国も例外ではないはずです。
アメリカの減税策は開始直ぐに財源を使い果たし、
乗り遅れ組からは怨嗟のような嘆きが伝えられました。
燃費の悪い車をスクラップにして今時のエコカーを購入する訳ですが、
ご多分に漏れず売れたのはプリウスやインサイトのようなハイブリッドカーで、
スクラップになったのはいかにもアメリカらしい大型ピックアップばかりです。
実際、無駄の象徴のようなピックアップですが、
環境問題と燃費の前にV8のエンジンでは太刀打ちできません。
この先はあまりお目にかかることが無くなるのかも知れません。
多分、スクリーンの中でしか見ることが出来なくなるでしょう。
少し前にGMが起死回生のプロジェクトで、
EV車に充電用でエンジンを駆動させることで、
プリウスの3倍弱のリッター100kmを実現する記事がありました。
ココに来てこの性能はどうやらガセのようで、
半分もおぼつかないとか、バッテリーの充電性能がイマイチなどなどです。
まあ十分考えられたことですので驚くに値しませんが、
日本人の端くれとしましてはGMが出来ることがトヨタやホンダで出来るので、
ガタガタ騒ぐ必要も無さそうだと思える気がしました。
ココに来て日産のCEOは「わが社はEV車で勝負を賭ける」そうです。
野望の一端がバッテリーのリース化なのだそうで、
一番高価な部品であり、取り外せる事で、共通化し、
リサイクルも含め流動化させることでユーザーの負担を減らす狙いです。
目論みではバッテリーを買わないで済めばガソリン車と同じ価格だそうです。
今の日本の現行法ではリースは難しいようですが努力の価値はあります。
BSフジの番組でEV車になると駐車場のイメージすら変ると言う案がありました。
オイルや燃料が無く排ガスも出ませんので既成概念がひっくり返るごとく、
ホテルやマンションの自室に横付け出来る可能性が考えられると言うものです。
なるほど言われてみればエンジン車では排ガスなどの問題で不可能ですが、
EV車なら走行スペースさえあればライフスタイルは激変します。
床面積に余裕が有る田舎よりも都会の方が意味がありそうです。
エントランスには走行レーンが並ぶEV車前提のマンションも夢では無いでしょう。
実に素晴らしい光景で、技術がライフスタイルの充実に寄与する訳です。
このインフラで特許を取ってる会社も有るのではないでしょうか・・・
新しい生活スタイルはよりスマートでエコロジーな未来感覚です。