9.11の報道に世界中が８年前の出来事に思いをはせた事でしょう。
私も克明に覚えていますし、不適当かも知れませんが、
「その手があったのか！」と思った事を覚えています。
貿易センタービルからアフガン・イラクへと飛び火したのですが、
イチャモンで蹂躙されたイラクが一番悲惨な結果に見舞われただけの結果です。
当のアメリカは泥沼に引き込まれたままで終わりが見えてきません。
もちろんビン・ラディンを捕まえれば目的は果たせる訳ですが、
８年経っても捕まらないという事実をキチンと評価する時期かも知れません。
当時アメリカABCニュースのアンカーマンのP・ジェニングス氏の
アメリカの対外姿勢を変える必要が有ると言うコメントに保守派が噛み付き、
結果、従来の対外政策を省みる事無くイラクに殴りこみました。
今までの9.11の追悼集会の主催者はブッシュ大統領で、
支持率をバックにアフガン、イラクへ派兵を続け軍需産業の一人がちでした。
最初の勢いは何処へやらで結局、巻き込まれた米兵も犠牲者になりました。
州兵の悲喜こもごもも報道されていましたしアメリカのシステムが良く分りました。
今アフガンへの派兵もかなりの国が参加しています。
アメリカに正面切って反対できる国は極めて少数ですので、
自国の国民を国際貢献の旗の下に並べているのが現状でしょう。
日本が行っているインド洋での給油活動も、
全く有り難がられていないのに止めると言うと石が飛んできそうです。
実際どれ程貢献できてるのか検証も出来ず全く分りません。
政権が代わったこの際に日本は憲法で軍隊を派遣する事が出来ないので、
常任理事国の一番負担の少ない国程度の金額のみの援助でヨロシクと言うべきです。
憲法改正はほぼ不可能だと思われますので、
国連の理事会に掛け常任理事国の全会一致でのみ参加可能とするのが良いでしょう。
つまり常任理事国に憲法停止の保証人になってもらうしか方法が無いと思います。
理想は憲法改正してアメリカとは別の方策を探る事です。
日本はアフガンでNGOのメンバーで将来有る有望な若者を亡くしています。
TVに出て騒いでいる政治家などより国家的な損失です。
そのあたりのコメントが全く聞かれてこないのが非常に残念です。
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