金融サミットで、話題に上っているのが、規制のあり方です。
何しろリーマンショックで世界中が煮え湯を飲まされ、
その挙句、CEOなどの高額報酬・ボーナスを聞けば神経を逆なでされます。
世界中でこの高額報酬やひねり出す無秩序な金融商品に規制のあり方を探ります。
日本にはグローバルでは存在しない個人への連帯保証制度があります。
では無い国はどうなのだと言えば保険を掛ける訳です。
わが国でも信用保証協会などに保証料を払うことで肩代わりしてくれます。
この保証料に儲けを見出したのが証券化のシステムです。
サブプライムで膨れ上がった証券に群がってまとめて吹っ飛びました。
分りやすくいえば通常の保証料を3%ぐらいに設定している物を、
証券化する事で15%~40%程度の取り分にし皆が群がった事にあります。
ではこの証券化の何が良くないかと言いますと、
短期間に稼ぐために売り買いを頻繁に行い証券化を分散・肥大させる事にあります。
リスクの高い物ほどリターンが増え加速したのがサブプライムです。
単純に一社による保証料ならコケても実態相応の問題しか起きませんが、
証券化と言うのはババ抜きですので逃げ遅れたら何も回収できません。
こうやって考えると一定の規制はやむを得ないように思われます。
しかし、その通りに運ばないのが市場原理で欲という思惑が横行します。
市場の有用性には誰も疑問に思わないでしょう。
ですので有用性に特化したルールの構築が望ましいと言う結論になります。
こういう事の先を読むのは誰にでも出来ると思うのですが・・・
日本のように個人保証に頼っていると新たなビジネスモデルが見えません。
個人の悲劇か企業の悲劇かと言う感じですが、日本の場合両方ひどい目に遭ってます。
証券化の参入制限や保証金積み立てとCEOの個人補償が吉でしょうか。
SLやまぐち号重連運転+ゆうゆうサロンカー鍋倉
posted by
(C)違いがわかる男