アメリカのオバマ大統領は国連重視の方針なのだそうですが、
北朝鮮問題とパレスチナ・中東問題が慢性的な外交の頭痛になっています。
どちらにも共通するのが核開発の問題です。
北朝鮮のように「持ってるよ~ん・使っちゃったよ~ん」と言っても手が出せず、
イスラエルのような公然の事実の核兵器保持にも突っ込みません。
どちらもアメリカの外交策の問題でありWスタンダードといわれる所以です。
インドやパキスタンの事も考えるとイランに対する仕打ちはあんまりです。
多分イランは核兵器を持つでしょうし、表面化すれば緊張が走ります。
アメリカは大統領のコメントとして武力行使も選択肢に入れると言っていますので
交渉の材料には些か賞味期限切れで、言い張るとトリプルスタンダードになりそうです。
北朝鮮はバックの中国の問題が根っこにありますので、
中国に見限られるような政策を推し進める外有りません。
問題は中東問題でしてよく聖書の内容と時間軸をあわせて、
2000年の争いと形容される事がありますが、
今に至ったた最大の原因は一次対戦後の英国の二枚舌外交が原因です。
作った張本人はさっさと居なくなって冷戦の主役としてアメリカが影響を残します。
イスラエルが存在する以上アメリカが居なくなる訳が有りませんが、
あまりにやり放題の国ですので周辺アラブ諸国から敵にされます。
アメリカもこれ以上の戦線の拡大は自国の崩壊になることは必至です。
今回の国連演説でもイランのアフマディネジャド大統領と、
制限時間無視のリビアのカダフィ大佐はアメリカのWスタンダードを批難しました。
批難はもっともですが徒手空拳・蟷螂の斧の感は否めません。
しかし民族自決の心意気は揺らぐ事は無く実際相手にするのは遠慮したいです。
この問題はニュースで見て考えるより重く深く遠くに有る問題です。
近くの北朝鮮の核と拉致の問題のみ真剣にやっつけましょう。
中東問題は日本の工業力やプラント技術で国力アップに貢献するのがベストです。
今までの腰の引けた外交からピリッとした外交を見たいのは私だけではないはずです。
アキアカネに夕日 posted by
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