カーオブザイヤーも今年で30周年だそうで、
東京モーターショーでは歴代受賞車が勢ぞろいしているそうです。
最近のエコブームをバックに今年は一段とエコカーの出品が多いようです。
ハイブリッドは言うに及ばず、EV車もかなりの数になってるようです。
エンジンの肩身は狭く、世界的にガソリンを燃やす車は減るのが宿命です。
そうなりますと本当の意味でモーターショーになる日も来そうです。
EV車はもちろん、ハイブリッド車にも重要なパーツがバッテリーです。
モーター・バッテリー・制御装置でエコカーの性能が決まります。
常に革新技術や特許のオンパレードの部品です。
最近ではカザフスタンに日本との共同作業で、
レアアースと呼ばれる希土類の確保にあたります。
高性能モーターを作るために必要な物で、
同じ重さなら高出力、同じ出力なら小型軽量タイプを造ります。
今はまだ一般発売されていませんが、インホイールモーターと言って、
ホイールの全てにモーターを持たせるEV車ならではの構想もあります。
この車を実現するためにも新素材の研究は欠かせません。
車体自体も軽く丈夫に作らなければなりませんので、新素材の需要は高まるばかりです。
ガラスなども含めた安全性、静粛性など要求水準は上がりますが、
当然、競争も激化しますので値段も競争になります。
不可能かも知れませんが各メーカーのテクノロジーを持ち寄って、
世界規格になりうるモーターやバッテリーの共同開発は出来ないでしょうか・・
パワー別に何機種かをメーカー間で使えればより競争力が上がりますし、
リサイクルやリビルト工場も共同で出来れば雇用も増える気がします。
こういったことは国が音頭を取るのが理想的で、
開発よりも購入が安く上がれば環境政策も世界制覇が夢ではありません。
相反するかも知れませんが、高環境性能、省エネルギーも魅力ですが、
やはり車はワクワクする対象でなければなりません。
今度のモーターショーでもわずかですがスポーツカーの展示もあります。
こういう車の存在も大切でゼロになってはいけません。
一見ムダの塊に思えてもその実キチンと現代のテクノロジーの車です。
庶民感覚では桁が違いますが、ステータスも車の魅力です。
より安全で快適で環境への配慮も高水準を維持できるのは日本車で有って欲しいです。
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(C)違いがわかる男