あのチェ・ゲバラを尊敬すると言う亀井金融大臣が仕事をこなしています。
住宅ローンまで金融モラトリアムを適応する勢いで、
金融業界・銀行筋は情報収集に躍起になっています。
亀井さんの「貸し剥がし、貸し渋りのゆり戻し」と言いますが、
政府保証のついた債権は新銀行東京のように、
金融犯罪に長けた者達にとってもの凄く美味しい話が満載です。
貸さないと亀井さんに吊るされるので、気前良く貸して、
政府保証を食い尽くすだけの話になるような気がします。
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌシ氏の金融グループにグラミン銀行があります。
低所得者向けの小口融資で発展途上国の低所得者の嵩上げに尽力しています。
総資産で146億円だそうで今時、個人でも持ってる人が居る様な規模でして、
銀行の金融資産規模としては信じられない小額資産です。
しかし世界に誇る小規模融資の返済率は限りなく100%に近く、
95%を下回る事は有りませんで、少しずつ資産を増やしています。
世界60カ国で展開中のマイクロクレジットが、
この度、あのアメリカ本土に上陸しまして、
通常の銀行からは相手にされない移民のマイノリティの市民を対象に、
従来型の銀行では不可能な小額小規模金融を好評実施中です。
やり方は全く同じで、5人一組で相互に保証させ、
毎週決められた額の返済のために必ず全員出席させ、
全員が滞る事無く返済すれば、次回は融資額が増えるやり方です。
日本の保証人と似ていなくも有りませんが、融資を受ける者だけの集まりでして、
一方的に保証だけ肩代わりさせられる事では有りません。
常にお互いの状況を把握できますので、過剰融資が避けられます。
返済が滞るにしても確実に誰かに迷惑が見える形で分ります。
身に丈に合った融資が可能ですので、焦げ付きもゼロに近く、
借りた方のやる気も顕著でいわゆるウイン・ウインの関係です。
紹介した番組では貸すほうも借りた方も顔が見えて融資の形がまともです。
こうやって見るとATMやネットの自動貸付が問題が起きる事が当たり前に思えます。
焦げ付きを見越した利率の計算は金融を歪ませるのが良く分ります。
金融界の有るべき形を怠った金融の末路がモラトリアムでは本末転倒です。
貴婦人 山口市内を行く posted by
(C)違いがわかる男