バブル華やかなりし頃、一過性のブームと思っていたのが、
ワインの新酒、ボジョレー・ヌーボです。
解禁日なる期日に盛り上がり、クリスマス前まで店頭に並びます。
数年前から容器がペットボトルになり、
一過性ではなく洋酒販売のマイルストーンになりました。
世界で最初に解禁日を迎える事もあり、
バイヤーの方はようやく肩の荷が下りたところで、
クレーム対応や商品チェックで最終仕上げの時期でしょう。
こんな感じで
小分けしたような飲み切りサイズだそうです。
まあ・あの手この手で年に一度のお祭りなお酒の解禁日です。
お酒の話から一気に変りますが、コーヒーの輸出国第一位が、
ブラジルからベトナムに代わり、世界シェアの中心になりつつあります。
アラビカ種と呼ばれる高品質のタイプも増えて、
ロブスタ種と合せてアジアの一大拠点になっていまして、
近隣のラオスでもフェアトレードの名前の入った農産物が売られています。
既にかなりの量が入っていますし、
各飲料メーカーの原材料として既に出回っているはずです。
問題はブランドの確立で、
世界に名だたる味と名前を構築していかなければなりません。
既存のブランドを支えるための存在ではなく、
ベトナム、ひいてはアジアのコーヒーとして確固たる存在になって欲しいものです。
競争の指標は価格だけではなく、アジアの味と香りを期待します。
やはり雪深い場所で生産される農産物ではなさそうですので、
常夏のアジアのコーヒー農家が育てたコーヒーを存分に堪能しましょう。
ベトナムはチャイナリスクの避難国になりつつありますので、
辛抱強く、キチンと話が出来る国ですので大いに仲良くしたい国です。
お酒もコーヒーも大好きな人と。