最近は毎日新聞、日経新聞共に連載小説に目を通していまして、
作家の個性を確認するかの様な読書になっています。
日経の連載小説は文化面に不動の位置なのですが、
毎日の方がかなりいい加減で一つは日曜日がお休みだったりします。
で、本日の連載小説は全くどうという事はありませんでしたが、
中ほどに3ページも使ってゴルゴ13の特集を組んでいました。
なんでもゴルゴ13が依頼を引き受けた旨の記事を受けての事です。
「分かった・やってみよう」的な念の入ったノリの良い話で、
新聞社としてもエンターティメントになりうる存在を見せました。
サザエさんやこち亀と並んでコミック界の大三元のような存在で、
いつ果てるともないデューク東郷ことゴルゴ13の魅力を並べていました。
この類は紹介されて読んでみようかと思うシロモノでは有りませんで、
読んでる人は様々な矛盾も気にせず楽しめる好意的な読者ばかりです。
通常の単行本よりやや大きめで厚いいつもの単行本は160巻を越え、
隔週発売のビッグコミックの巻末を楽しませてくれます。
冷戦が終わって尚、適当に話が続いたりほじくったりで、
不動のM16と並んでもはや実在の人物並みのリアリティで迫ります。
記事によるとイランの原子力がらみの話になっていまして、
落としどころが気になるサスペンスのようなコミックです。
高度成長時代の終わりごろにデビューして、
出生に関して何話か有りましたが、
いずれの話もゴルゴ13は戦前生まれであり、
既に80歳を越えてる事になるんですが、
幾らなんでも拙いだろうと思ったのか最近は全く触れられません。
ですので、そんな事を気にしていてはフリークとして間違っていまして、
いつまでも世界最強の存在であり唯一無二の人物であらねばなりません。
無条件で楽しめる数少ない男専用のコミックの主人公です。