水曜日の日経一面の編集欄の春秋に興味深い記事が載っていました。
中々面白い読み物になっていまして、小欄ならではのプロの仕事です。
インドとバングラディシュの話で、先ごろ我が国の造幣局が
バングラディシュの通貨を造る事になったニュースのまくらのような記事です。
私が小学生の頃に東パキスタンから独立バングラディシュになりました。
雨季の度に水害のニュースで悲惨な状態が伝えられ、
近年では脱中国の動きに合わせ生産工場の移転のニュースなど、
我が国にとっても親交を深めつつあるイメージの国です。
他国の通貨を造らせてもらえる事自体が信用の現われでもあり、
我が国の技術力と合わせて親密な関係が築く良い機会になりそうです。
偽造などのリスクを考えて額面以上の価格で買うのかと思いましたが、
2タカ貨幣(日本円で2円程度)を5億枚で落札価格が5億2千万円です。
額面の半額程度と言うことでちゃっかりしているような気がします。
単なる工業製品として安くてよい物なのかは分かりませんが、
我が国の小額通貨である、1円と5円は入札で買っていまして、
造幣局が作っていない筈で、1円を5円前後で買い入れてた事があるはずです。
バングラディシュの現地通貨での支払いではなくて、
多分ドルでの支払いになるのでしょうが、通貨レートでどちらか損をしそうです。
バングラディシュとの国交40年を記念するピッタリのトピックになりそうです。
外国の通貨を見聞きすると世界丸ごとハウマッチを連想してしまいます。
ずいぶん面白い通貨の名前があったりして、
もう直ぐ不名誉な復活になるかも知れないドラクマも当時は印象的な響きでした。