日経に限らず、オピニオンと呼ばれる問題提起のような記事が良くあります。
言ってる事はなるほど、その通りで、そうあるべきと言って差し支えありません。
日経オンラインの「日本の若者たちよ・・・」は典型的で、
新聞記事を正しいとした大前提で成功者の経験値が全てです。
この記事の通り海外に出て活躍するしないはおいて置いて、
他民族、他宗教の中でもまれる事は良いに決まっています。
更に仕事になれば日本人のアイデンティティの値打ちが上がります。
この記事が日経らしいのはビジネスでくくってる事です。
日本人で危険地帯を省みず奉仕にささげてる方は少なくありませんで、
そのような方々を国家として他国並みに庇護出来ない事が恥ずかしく、
ビジネスパーソンに生きる方々が意見を寄せる事を見聞きできません。
日本に帰ってきたときに雇用が奪われていたり、
必要な援助をGDP3位の国としての存在感が感じられません。
何より、新聞各社は世界でも希な再販制度によって、
価格統制の庇護の下で自分たちは気持ちよくぬるま湯に浸ってるのが現状です。
TPPの中に出版物の完全自由化があったら大反対するはずです。
いつまでもこのままで在って欲しいという気持ちは理解できますが、
グローバルを口にするのなら完全自由化をなすべきです。
新聞の三分の一以上広告ですので言論がポピュリズムして当然です。
仕事の殆んどはサンプルをかき集めただけの世論調査ばかりです。
それに一喜一憂する事もあほらしいのは分かっていますが、
世の流れに逆らうのは容易ではないのでそういった立場で論ずるべきです。
再販制度が無くなった結果、数社は確実に廃刊ですが、
グローバル・自由競争はそのようなものだと新聞には書いてあります。