FMラジオの番組でTOKIOの国分太一さんが、
番組の中で「胃が痛む」って夏目漱石の作品にあり皆が使い始めたと言いまして、
なるほど、案外新しいのねって思いましたら、
「胃が痛む」ではなく「肩がこる」が漱石の作品からの出典だそうです。
ルーツが分かるというのは実に面白いものだと感じました。
我が国は原発閉鎖に向かうところを、
自民党政権に移るやいなや、再稼動、新規着工の機運が高まり、
あの事故や今も続く避難生活や事実上住めない地区などお構いなしです。
火力発電の燃料であるLPGを世界一高額で買ってることもあり、
電力業界の身勝手な悲鳴に答える分かり易い政策です。
で、USAアメリカで空前のエネルギー革命が始まっています。
シェールガス・オイルの採掘が本格化してきまして、
アメリカはエネルギー大国に躍り出る事になりました。
業界のタイコ持ちのような東洋経済が特集していました。
この記事が厄介なのが、事実と理想を混ぜて記事にしてるところです。
シェールガスの有用並びに、アメリカのエネルギー政策の規模はその通りですが、
やり方はまるで先住民を追い出す独立戦争時代のやり方です。
中心の企業グループに「ハリバートン」があり、
軍需産業の中心メンバーで、武器商人として規模拡大を遂げた会社です。
CEOにチェイニー元副大統領が居る企業として有名です。
シェールガスの採掘現場は公害と環境汚染で土地の荒廃も凄まじく、
ABCニュースでも水道水が燃える実験を流していました。
今は問題なくとも未来永劫問題ないとはとても思えません。
東洋経済のレポートに日本企業が活躍すると理想を並べていましたが、
多分思うようには行かないでしょうし不当な責任を被せられるかも知れません。
我が国にとって発電コストが下がる事は関係大有りで、歓迎致しますが、
エネルギーの輸出にはTPPとのセットで考えるような動きもありました。
理想の通りこの先も続く産業だとは思えませんので、
今更、先でつまづく事が分かってる原発に頼るのも賢い選択ではありません。
幾ら安くても人が住めないようでは話になりません。
燃料費が安くなると言う事だけに全てを捨てるのは国として間違っていますので、
まずは電力行政の在り方からグローバル化が必要です。