この所の経済紙やドキュメンタリー等でも、SONYが良く話題に上ります。
株価はかなり堅調に推移していて、ストリンガーCEOの頃と格段の上向き加減です。
といっても5年前には6000円ぐらいだったのが、まだ1400円なのも事実です。
シャープ・パナソニックと並んで、液晶TVのへこみトップ3でしたので、
TV以外の堅調ぶりが評価されてるのか、
今までが下がりすぎだったのか様々な意見が飛び交います。
で今日のニュースにソニーのイノベーションの一つである、
MDミニディスク関連の生産が来月で終了すると言うニュースがありました。
終了するのはかなり前からアナウンスがありましたし、
ユーザーのほとんどは記録の移行が既に終わってると思われます。
CDと同じ時間を4分の一のサイズに圧縮して記録します。
さぞや音質が劣化したと思って聴いた事がありますが、
驚くほど差が無くて聴き流すレベルなら何の問題も無いと思ったのが20年前で、
カーオーディオや据え置きタイプなど急展開で市場を席巻しました。
最初からMDでの音楽ソフトも販売され、
記録フォーマットとしてもフロッピーを追い落とした勢力の一つです。
登場から終焉まで見届ける事が出来たイノベーションとして、
非常に希な存在ですが、デジタルは短命なのが宿命のようにも思えます。
少なくなってもLPレコードは未だに販売されますし、
録音メディアの方が勝手に消えてゆくような市場になりました。
まだ流通ルートには残っていますし、
天下のSONYですのでサービス体制もしっかりしていますので、
消え行くメディアも十分に楽しめると思われます。