各社の決算報告や業績見込みなどで、黒字のタイトルが並んでいて、
ひところに比べると随分持ち直したかのような印象です。
本当に持ち直した企業もあるでしょうし、
数字の上での業績改善でしかないような企業もあるはずです。
収まりかけたユーロの不安も再燃し、
ユーロが瓦解すれば世界経済も大揺れですので、
ようやく黒字に変わるかと思われた企業も影響が無いはずがありません。
北朝鮮や、中国、イラン、など不測の事態には事欠きません。
立ち直りかけた日本経済という記事やニュースもちらほらありますが、
構造自体が変わっていませんので、労働力の流動化など、
収益を上げようとする仕組みや環境が昭和中期と変わりません。
国民生活も厳しい事には変わりがありませんが、
内戦に明け暮れる訳でもないし、飢餓でも無いので、
国民の多くは気持ちは満たされないけど、
世の中が良くなる努力を買って出る事をしないのも特徴です。
そんな事を言ってられないような、
リアルな事態がいきなり起きるかも知れませんが、
今時はさすがに本気で総力戦にはなら無いと思いますが、
今回の尖閣諸島を巡る中国側の挑発には、
政府としても従来のような抗議だけでは済まされそうに有りませんで、
不測の事態ということが信憑性を持つに至りました。
この先も続きそうで非常に厄介な事になりそうです。