FMもAMも一時間ごとに時刻を知らせるアナウンスがありますが、
放送しなくなりましたが一番のお気に入りは、
「今、何時だと思ってるんだ!・・・8時です」っていうのがあったりしました。
時間の変わる5分前ぐらいにJFNニュースが有りまして、
ニュースでは我が国の楽器メーカーのローランドの創業者の梯氏が、
グラミー賞の技術賞に選ばれました。
電子音楽の音の基準作りに貢献した事を高く評価した結果です。
受賞者の梯郁太郎氏は体調を考慮してご子息が式に出席されました。
過去にソニー、ヤマハが会社として名誉に与ることはありましたが、
個人として日本人の技術者賞の受賞は初めてなのだそうで、
なんだか意外な気がしますが、この先増える事を期待します。
なんにせよ誠に名誉な事には違いありませんで、
グラミー賞の歴史に刻まれた事は創業社の誇りになります。
梯氏の起業したローランド自体はかなり経営も厳しいようで、
同社に限らず少子化で習い事をする子供たちが減って、
折からの不況も追い打ちになれば楽器メーカー全て厳しい昨今です。
電子楽器の目指すところは何処まで行ってもアナログの響きであり、
空気を振るわせる楽器の調べを純粋に目指すものに他なりません。
梯氏のこの基準で電子楽器の音が作られている訳ですので、
もっとも美しく正しい音だと誰もが評価して納得した基準なのでしょう。
どんなに不景気になろうが音楽が消えて無くなることはありませんので、
その時代の息吹と共に人類に寄り添う美しい調べを堪能したいものです。