月曜日に飲んだのが随分響くようになったもので、
胃の調子が元通りになるのに1週間ぐらい掛かりそうな感じです。
ピアニストの辻井伸行氏が優勝して身近になったのが、
バン・クライバーンピアノコンクールでしてあれからもう3年目になります。
ステージで辻井氏をしっかり抱きしめた背の高い老紳士が、
コンクールの看板でもあるクライバーン氏その人でした。
そのクライバーン氏が逝去されたそうで、
明日の紙面やニュースでも優勝した辻井氏とセットで紹介されるはずです。
クライバーン氏が語り草になったのが、
当時のソ連で行われたチャイコフスキーコンクールでの優勝で、
クライバーン氏を語る上で常に付きまといコンチェルトの1番とあわせた紹介でした。
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確かに冷戦下で有りながらアメリカのピアニストを優勝させた訳ですから、
憶測や期待が入り混じってクライバーン氏自身も思い悩んだそうです。
財団を立ち上げてコンクールの優勝者をバックアップする事で、
クラシック音楽界の重鎮で有り続け、多くのピアニストを輩出してきました。
辻井氏が優勝した事で我が国と身近に感じられるようになったのですが、
次に聞いた報告が訃報ではなんとも残念で、
一つの時代の終焉を見届けるような今回の重鎮の訃報でした。