3月となりまして、冬より春の話題が多くなるころあいでして、
このまま春に滑り込みたい気がしますが、もう一降りあると思われます。
例年3月1日は将棋界の一番長い日で有名でして、
この日、A級順位戦の最終日が行われ、名人挑戦者と2名の降級者が決ります。
例年NHKが日付が変わるまで4回ぐらいに分けて生中継していましたが、
今年はNHK・BSの放送は全くありませんで、
ニコニコ動画で全局生中継に踏み切り、
従来の放送から通信手段による一番長い日の中継を見ることが出来ました。
夜の10時を回った時点で、羽生3冠が名人戦挑戦者を決めまして、
同時に対戦相手の橋本八段はB級1組への降級が決りました。
残る降級枠を巡って熾烈な戦いは日付が変わるまで行われまして、
4月から行われる名人戦とポジション争いの順位戦が繰り広げられます。
早々に降級が決ってしまった橋本八段は随分若手でして、
気合十分でA級に上がって来ましたが辛酸を舐める事になりました。
でも、まだまだこの先がありますし有望株の筆頭ですので、
凡そ従来の棋士と違うキャラクターはトップクラスで目だって欲しい気がします。
橋本八段はバーのオーナーでもあり、
そのバーは将棋バーと言いまして酒を飲みながら将棋が出来る店です。
思いついても本気で営業する人は希でしょうから稀有な人物です。
降級は残念ですが、捲土重来が十分期待できそうです。
一番長い日の最後まで見届けたいのですが、
どうやら眠気には勝てそうにありませんで、休む事にします。