ワールドニュースのトップ項目はボストンでのテロ事件一色です。
アメリカの病巣のような乱射事件ばかり気になっていましたが、
やはりこのようなテロ事件も無くなった訳では有りませんので、
起きて混乱し困惑し錯綜し議論は立ち上がるのですが、
簡単に解決するような問題ではありませんので内向きになって終わりです。
アメリカの銃規制法案が否決されました。
何より他所の国の話ですし、驚くには値しませんが、
社会構造とすれば危惧しなければならないような感覚を持ちます。
何より全米ライフル協会と言う平和の仇敵が、
マフィアのような存在が合法であり、強大な資力を使って利権を握ったままです。
我々日本人から見れば明らかに常軌を逸していますが、
常軌は国によって高さも幅も奥行きも違う価値観なのだと認識します。
価値観で済めば問題ありませんが、
命の問題をそのまま抱えていますので取り返しのつかない事が続きます。
主に教育に源流を感じますので、一朝一夕には改善されません。
しかし、世論の70%は規制を支持してるそうなので、
この先、何回かの悲劇と惨劇を経験して、
犠牲者や惨劇の場所の名前がついた規制法案が出来るはずです。
2期目の大統領は歴史的な業績にまい進しますので次回の下院議員の選挙で、
野党共和党が大敗すれば風向きが変わる可能性があります。
いずれにせよ、民意よりもマフィアのロビー活動に恐怖をなした議員でつぶされました。
他国の事とは言え期待していただけにかなりがっかりです。
上向きかけた景気に冷水をかける結果になれば、とばっちりが気になります。