少し前までは戸を開けっ放しにしておくとツバメがペアで飛んできていましたが、
もう飛んでこないところを見ると何処か良い場所を見つけたようです。
夏も近づき、花が増え虫や鳥たちの行き来や出没に、
生命活動のピークな頃のようです。
本日の日経新聞一面には、アメリカ産の天然ガスを、
日本向けに輸出する事が決った旨の記事が載っていました。
いわゆるシェールガスと言われる天然ガスでして、
北アメリカ大陸に世界一埋蔵量があり、輸入国から輸出国になりました。
しかも現時点で今輸入している天然ガスに比べ3割強安い価格で取引できそうで、
我が国の電力業界は一刻も早く輸入に踏み切りたいのですが、
日本向けに輸出が始まるのが4年先の話でして、
とてもこの冬の問題には対処できそうもありません。
原発の矛盾と構造的な利権にまい進しすぎて
足元の燃料に注意を怠りすぎたわけでして、
世界中で最高値で買ってくれる国に成り下がりました。
従来からある天然資源の石炭を高性能環境対応型の開発に、
原子力ほどに資力を出しませんので、いつの間にか消費を続けるだけで、
技術立国本来の性能が発揮されずに高い買い物を続けてきました。
液化石炭発電などもかなり有望で、様々な再生可能エネルギーが存在しますので、
何時までたっても原子力に分さ下がるのも技術産業立国として恥ずかしく、
電力会社そのものが原発ありきで、いやらしい程に傾斜しています。
シェールガス自体も算出作業での環境汚染が甚だしいようで、
4年を待たず産出量が狭まる可能性も十分考えられます。
輸入品なので為替の円安もジワジワ効いて来るでしょうから、
産業技術とタフな価格交渉のどちらも求められる時代になりました。