もはや我が国のみならず株式市場はもっとも自由市場らしく、
乱高下は当然といった流れになっていまして、
上昇していた頃は出来高も更新を繰り返していましたが、
やはり見守り気分が相場を覆って出来高が下がってきましたので、
投資家の数と規模が目に見えて減ってきているようです。
まあ・当然でしょうし、上げも下げも直ぐに利食ってしまって、
長く金融市場に資金が留まりませんので、
勢い、少なくても短期に利益が出す事を至上命題になっている感じです。
もちろん長期で保有して投資の王道を行く投資家も大勢いるでしょうし、
ルール違反でなければ、何の問題も無いと言う考え方も当然です。
ここに来て先日の中国国内の影の銀行の話が、
中国経済の行く先に影を落としているみたいで、
長期金利が上昇し始めましたので、
何かの切っ掛けで、中国版リーマンかサブプライムのような混乱も予想されます。
こういった予想は市場から資金が流出する原因になりますので、
政府とすれば火消しに躍起にならざるを得ませんが、
一旦火がつくと誰もが飛び火を嫌がって近づきませんので、
何とか自力で消してしまわないと経済規模からしてもIMFも二の足を踏みそうです。
金融と言うのは世界で唯一価値観の一致するお金を扱いますので、
何か起きると連鎖反応による破壊力で元に戻すまで相当な負担増になり、
言うまでも無く負担は下へ下へと行き弱者ほど厳しい世の中になります。
来月の参議院議員選挙までには、世界の金融を取り巻く流れが決りそうです。