幾分、暑さに慣れてきたかな~って感じですが、
この先2ヶ月が気が遠くなりそうな気もしてくる猛暑の山間部です。
今週のBSドキュメンタリーはお金にまつわる影の話でして、
ローコスト・ディスカウント・の経営者と労働者の悲惨な格差と、
模倣品や不当・不法な低価格のあり方を恐怖を感じる内容でした。
低価格・ローコストを看板にしている企業で働く内幕や、
時計やバッグなどの模倣品はだまされたで済みますが、
薬や自動車や航空機の消耗品の偽物や規格外製品が使われたりすれば、
だまされたでは済みませんで悲劇に直結します。
事実、そういった事故例も紹介されていましたので、
今のところ、我が国では表立っていませんが、
既に事故や健康被害も出ている可能性がありそうです。
航空機などで消耗部品は使えないから換えるので、
廃棄された部品を回収しリニューアルして紛れ込ませれば、
航空機自体がロシアンルーレットのような存在になります。
バイアグラやシアリスといった有名ブランドは狙い撃ちで、
処方薬以外は模倣薬と思って良いらしく、
外観だけを真似たビタミン剤なら詐欺で済みますが、
重金属や放射線物質が含まれるとなれば殺人と言っても差し支えありません。
贋作・模倣品のシーンで中国の存在がクローズアップされるわけでして、
彼らには何の罪悪感も無く、次々に適当な物を作ってばら撒いて、
知的所有権などは一向に意に反しませんで、民度の低さを物語ります。
何事も、中ぐらいの良い加減があるはずですが、
資本主義社会においては良貨が駆逐されると思ってよさそうです。
安さに走って労働者として搾取され、偽物をつかませられる事にならないように
生命や居住の安全にまつわる物は可能な限りイカガワシイ物は排除しましょう。