各種各紙の予想の通り参議院議員選挙は自民の圧勝でした。
これで与党は白紙委任状を受け取ったとして思うように政治を行います。
選択責任の解消には程遠い道のりが必要になります。
長く楽しんできた毎日新聞のアトミックボックスが終りまして、
時代は一気に遡って三国志の前の前漢の主人公「劉邦」が始まります。
原作者はこの時代の第一人者である宮城谷昌光さんで、
この方、教育TVで古文の講座のレクチャーをしておられて、
番組を録画して何回か見たのですが、
ゆっくり、とつとつと話されるのが催眠術のようで何回か寝てしまいました。
今回は小説ですので眠くなる類ではありませんが、
挿絵が劉邦の時代に実によく合う原田維夫さんの版画が載ります。
こんな感じの絵でして何方も見たことがある絵だと思われます。
原田さんの画風からすれば絵の中の人物がスーツを着てることがありませんので、
時代小説がピッタリマッチしますので、この分野の巨匠と思われます。
始皇帝の死後、項羽と劉邦が覇権を争うわけですが、
2000年前の話であり、あらゆるメディアや著名人の手によって著わされています。
ですのでいささか食傷気味ではあるのですが、
今回は宮城谷さんは劉邦の臣下について興味深い話をのせるそうです。
それにしても2000年経っても、政の覇権を巡る争いは絶える事がありません。
2000年経っても人間としてさしたる進化も見当たらないのも寂しい限りです。