私はほとんどドラマの類を見ることがありませんで、
時代劇はドラマよりもコミックや映画が好きだったりするのですが、
なんとなく最終回の「七つの会議」というドラマを見てしまいました。
ハゲタカのような重さも感じませんで、
長塚京三さんの老け方にとっても驚きました。
このドラマに使われていた独特のフィルターは
韓国映画「戦火の中で」の画像の色合いにそっくりで、
実物とは違ってやや時代を感じさせる暗さを演出していまして、
会社の不正を巡ってのやり取りに実にピッタリの演出になります。
ハイビジョン全盛の現代において、綺麗に写すよりも、
画像の雰囲気で演出し効果を出し表現するかなり大胆なやりかたです。
いつの間にかドラマの登場人物の年齢層が自分より若い人が多くなり、
閑職の役や重役クラスに歳だけは近づきまして、
否応無く自分の歳を思い知るような気がします。
カメラワークやアングルの見せ方など、
写真撮影の参考になる場合と動画ならではのアクションもありますが、
やはりプロの仕事は見事でして、ストーリーもさることながら、
映像の演出にどうしても興味が偏ってしまいます。
- 紫陽花の最後のフォトです。