日曜日の夕方のFM山口で放送の福山雅治さんがパーソナリティの
SUZUKIトークングFMなる番組がありまして、
年代としては私の方が上ですが、話の内容は良く分かる事がありまして、
今回の、
「あのさーいつごろからか、なんか褒めて育てるって言うよね~
俺たちのガキ頃って、
親に怒られて、先生に怒られて、近所のおじさんやおばさんに怒られて・・
見境無く怒られて育って来たんで、褒めてって良く分からないんだよね~」
って言ってました。
確かにそんな気がしますし私も激しく同意したくなるコメントでした。
この番組の次が、日産あ・あべれいじ・ですので、
私の世代にとって追いかけられるような面白さを感じます。
何気なくNHKのFMに変えてみたら、
クラッシックのコンサートのライブ録音を放送していまして、
あまり聴く機会が無いと思っていた
ベートーヴェンのピアノ協奏曲5番「皇帝」が流れていました。
直ぐに今まで聴いた事が無い演奏だとは分かったのですが、
途中から聴いたので誰の演奏なのか気になって最後まで聴きました。
この曲は開始から6分過ぎぐらいに物凄くテクニックの必要な箇所があり、
言い換えれば聴き所でして、
ほとんどの演奏者がひっかかるか誤魔化すような弾き方になります。
私が一番好きな#5は
この名盤でして、
聴き所はもちろん、第二楽章の美しさは絶品です。
この名盤を越える存在が中々ありませんで、
クラッシックの専門誌でも何年に一度かでこの曲のディスクの評価が出ますので、
気になってみてみると、やはり名盤の誉れ高い作品に成っていました。
FM放送の演奏は聴き所の処理も申し分なく
自由闊達にピアノを響かせていたので恰幅な男性ピアニストと思っていましたら、
仲道郁代さんが演奏していた録音でして、思わずほーが口に出てしまいました。
このオーケストラではなく、
FMで流れていたのは小林研一指揮・東京フィルハーモニーとの競演で、
かなり興味深い大胆な演奏がなされていました。
名盤は申し分なく聴き応えがありますが、
やはりいつもと違う演奏も響かせる奥行きのある名曲だと再認識しました。