干からびそうな連日の酷暑にホトホト嫌気が差しますが、
こればっかりは解決方法が季節が変わることしかありませんので、
県内に発令された高温・少雨注意報が解除になるには先になりそうです。
4年前から郵便局の集配に使うバイクの保守を任されていまして、
定期点検や各種修理、季節ごとのタイヤの換装などを行っています。
速度制限や2段階右折に有利な90ccのバイクがスタンダードなのですが、
最近は50ccのスクーターも用意されていて、
自動車の免許のみで集配や簡保の業務を果たします。
で、この度、50ccのバイクが修理に入ってきまして、
エンジンから異音が出ていて、かなり重症と思われ、
6万km走っていますのでスクラップ行きかなと見積もりのため分解すると、
思いの外壊れてなく交換と調整で直せそうな感じでして、
一回につき3万円以下なら見積もり無しで修理できる取り決めでして、
どうやら以下で済むと踏んで取り掛かりました。
50ccは通常のカブと一緒のエンジンだと思っていましたが、
いざ分解してみると圧縮を行うピストンが全く違う事が判明しました。
とっくに分かってた事なのかも知れませんが、
エンジンの外観はほぼ同じと言って差し支えないレベルですので、
よもや、同じ排気量とはとても思えないような違いに驚きました。
最初の判断でピストンとバルブが当たってしまい、
バルブは曲がって交換なのですが、
ピストンはキチンと圧縮も得られるので使えると思いましたが、
全部組み上げて始動してやはり使用不能だと判明し、
二度手間でしたが、交換する事で修理完了になりました。
3万円以内に収めるためにワリを食ったのも仕方ありません。
左が郵政スペシャルです。バルブの面積も全く違います。