全国的に雨模様になるからか暑さが一呼吸おいた感じですが、
降れば降ったで先月の大災害をもたらした雨は願い下げです。
ほとんどの紙面の一面はイチローの日米通算4000本安打の記事でして、
日経新聞はサムネイル扱いで、経済紙の面目なのでしょう。
その日経に軽自動車の税金引き上げについての記事がありまして、
来年の消費税増税にあわせて自動車取得税が廃止されるみたいでして、
新車登録時に払う取得税は車種によっては3年ぐらい付きまといます。
軽自動車に掛かる重量税や自動車税の増税の話になると、
有力メーカーのスズキは1円たりとも認めないような攻撃に出ます。
スズキの脊髄反射のような攻撃で、連戦連勝なのですが、
今回は念願の取得税廃止にまつわる話ですので、
反対する立場は変わらないにしても幾らか譲らざるを得ない事になりそうです。
取得税は新車に掛かるとして、自動車税はナンバーのついた車に掛かりますので、
納税先とすれば案外これで良いかもねって思ってるかもしれませんが、
我が国の軽自動車のカテゴリーが諸外国から見れば関税障壁に映りまして、
海外メーカーが言うには自動車税が不当に安いと言います。
確かにその通りですが、見渡せばバイクなどはその典型で、
1300ccの乗用車は3万円以上課税されますが、
1200ccのバイク・ハーレー等は4000円なので、不当のチャンピオンです。
この事から分かるように不当と思われる案件を、
排気量など同じ条件で課税する事で様々な矛盾や偏りを指摘できますので
多分全ての業界が納得するような事はありえないと考えて、
その視点から軽自動車業界が先んじて増税を受け入れて、
現行の660ccの排気量を900ccまで認めさせる作戦が良いと思われます。
900ccなら加給器(ターボなど)抜きで燃費を向上させることが可能と思われ、
1BOX車など軽とは呼べないような車にこそ必要であるはずです。