台風の影響は確実に予報どおりやってきまして、
じっと通り過ぎるのを待つより他ありませんので、
農家の方々は刈れる稲は刈っておこうと言う事で、
雨天にもかかわらずかなりの機械が稼動していました。
ワールドニュースのトップ項目はシリアの内戦でして、
化学兵器の使用でアメリカが参戦する事になりそうですが、
イラクやアフガニスタンのような展開にはしたくないようです。
にも関わらず市場は敏感に反応して、石油関連と金などの値段が跳ね上がり、
幾らか落ち着いてきた燃料費が冬場に掛けて値上がりしそうです。
実に困ったことなのですが、エコノミストのほとんどの見方は、
米軍の介入と同時に上がった相場は反落すると見ています。
要するに、米軍介入でシリア情勢は終局を迎えると言うことでして、
妙に長引かなければ一気に過去の事になり、
エジプトの二の舞にならない様に因果を含めるしかありません。
常任理事国の中国とロシアはシリア現政権の立場ですが、
化学兵器を使うとなれば味方をするのも腰が引けてしまいます。
周辺国に親シリアの国が存在し、アメリカとしてもイスラエルの距離も大切で、
非民主国家であっても石油を供給し、イスラエルに敵対しなければOKですので
エネルギー問題と鑑みて存在感だけは薄くならないように振舞うはずです。
全ての国が一番嫌がるのが長期化でして、
国の復興もままならないような破壊が続くと国として立ち行かなくなります。
政府・反政府のどちらも自分たちで終らせる努力をしないと、
復興は貪られ、国の荒み、不満が鬱積し振り出しに戻るを繰り返す事になります。