朝夕はすっかり肌寒くなりましたが、日中はしっかり暑くて、
来週が衣替えでも半袖のまま過ごしたい気分です。
下馬評の通りドイツ連邦議会選挙は与党のブッチギリでしたが、
安定多数と言う訳では無いので連立を探る動きが活発です。
ドイツは東北大震災直後に原発ゼロを打ち出しましたので、
どのような連立になってもエネルギー問題でブレることはありません。
我が国と同じ先の大戦での敗戦国で天然資源の無い国ですが、
メルケル首相は物理学者として実に見識の高い判断でした。
事故を引き起こした当事国が腰が引けてるのが情けないですが、
政治家の海外視察などでいったい何を見聞きしてくるのかと呆れますし、
自分たちの都合の良い視察先を選んでいる事なのが分かります。
もちろん隣国から電力輸入しているという事も重要なことですが、
我が国の原発の立地に当たって地方を選び、
誘致段階から野放図に資金投下を行い原発以外で産業が成り立たなくし、
未来永劫原発からの脱却を許さないような行政のやり方は自慢できません。
何しろ、増え続ける使用済み核燃料は今もってキチンとしていませんし、
電気料金とは切り離して考えるイカサマも全く変わりません。
なんだか、技術・資源で似ている国でありながら、
国民と政治家の覚悟が全く足りないかのような気がします。
新技術の石炭火力発電所の計画や水害のガレキを見るに付け、
ゴミ発電といった事をなぜ、もう少し本気に考えないのか不思議でして、
変化で失われる何か利権が足を引っ張ってるように思えてなりません。