この季節の山間部は一日に冬以外の季節が来るかのようで、
朝夕の冷え込みは夏の気配など微塵も感じさせません。
寒くて眠りが浅かったためか不思議なとりとめの無い夢を三本立てでみまして、
色々思い悩み考えてるのか分かりませんが今日はしっかり寝る予定です。
少し前の毎日新聞の読者が投稿するページに、
「永六輔さんに国民栄誉賞を」と言う投稿がありました。
なるほど、確かにその通りで、
記録や認定などでピークが分かり易いスポーツ選手や学者とは違い、
芸能に携わる方々は寸前まで現役だったりしますので、
栄誉をベストコンディションで迎えられない可能性があります。
投稿には永さんが長年続けてきた1万回を越えるラジオ放送が終るらしいので、
そのタイミングで表彰してあげましょうと言うご意見でした。
誠にもって、その通りでして本来なら3回ぐらいあげてもよさそうな気もしますが、
何しろこの方、右か左かと言う事なら間違いなく左でして、
老齢であるにしても体制に阿ることが大嫌いな方ですので、
ご苦労様でした。表彰しますと言っても拒否する可能性が7割ぐらいあります。
古くからの大工道具として尺や寸の単位の差し金や、
和服の業界では採寸する単位で鯨尺などの物指しを使いますが、
昭和30年代に尺貫法の公での使用が禁じられ、
罰則が与えられ全てメートル法に置き換える法がまかり通りそうな時に
永さんを筆頭に反対運動が起きて罰則は骨抜きになりました。
しかし、法自体は残っていまして、この法を葬りさろうと画策した所、
立案者(多分自民党)が存命中は廃案にしないと、
なんともバカバカしい話だね~って「誰かとどこかで」で言ってました。
こんな感じで体制に楯突いた方を表彰する気概が政府自民党には無いでしょうから、
非常に残念ですが永さんに栄誉賞が贈られる事は期待薄な気がします。
作詞家として数多の偉大な楽曲は未来永劫残るはずですので、
トンチンカンな政治家や官僚とは日本人として値打ちが違うと思うのです。