今年は全国的に水害がとても多く発生した年のような気がしますし、
フィリピンの台風被害は空前絶後のような様相を呈しているようで、
我が国からも救援に駆けつける方々の準備が進められてる頃でしょう。
今年の漢字一字は「水」かも知れません。
その水と切っても切れない存在なのが田んぼでして、
ワールドトゥナイトの特集で「田んぼアート」を取り上げていました。
日本に来て28年のフランス人の方が、
国際放送を使って我が国の様々な情報を発信しているそうで、
いわゆる、クールジャパンと呼ばれる存在のハイテクや精密機械、
アニメなどのサブカルチャーの紹介を主にやっていて、
東京を中心に活動・取材をしてきて、何年か前から地方に足を伸ばし、
「田んぼアート」にすっかり魅せられて取材を続けてるそうです。
私も存じてはいましたが、これほどまでに本格的になってるとは思いませんで、
団体が多いのは当然にしても、個人でもやってる人が居るそうです。
紹介された方のコメントに、
「これだけ見事なものが稲刈りで跡形も無くなり、
夏だけの移ろい行く季節を感じる日本人の美意識に感動する」
そうでして、石の文化が多いヨーロッパなどでは思いつかないそうです。
言われて見れば確かにそのような気がしますし、
四季折々の風情を楽しむ瑞穂の国の人々なので、
確かにもったいない気がしますが、クリエィティブであることも事実ですので、
稲穂の海が豊かな芸術の側面を魅せる四季のワンシーンになりそうです。
近くで行われる事があれば是非拝見したいと思います。
減反政策の見直しが影を落とすような事にならないように願いますが、
資金のことに限らず楽しみを後押しするような政策を期待したいです。