本日は写真コンテストの授賞式でして、
佳作の私もありがたい事に呼ばれましたので行って参りました。
その模様は後日と言う事で、行く際に車中でFMラジオを聴いていますと、
日曜日は「パナソニック・メロディアスライブラリー」を流してました。
作家の小川洋子さんが読んだ本の感想をナイスな選曲で案内してくれます。
本日は昨年、他界された、やなせたかしさんの「やさしいライオン」でした。
やなせ氏と言えば「アンパンマン」なのですが、
本の紹介ですので「やさしいライオン」のようです。
やさしいライオンの話はほとんどありませんで、
この番組の中で、生前のやなせさんのエピソードに触れておられまして、
やなせ氏の「アンパンマンと言うキャラクターに出会えて良かった」と言うコメントが印象的で、
番組内でも、ご自分の作ったキャラクターなのに・・・・と言われてましたし、
実際、その通りなので、まるで、アンパンマンを偶像化したかのような表現ですが、
やなせ氏の感じ方が、正しいアンパンマンの受け止め方なのかも知れません。
親しかった漫画家の西原さんも、やなせ先生がアンパンマンのような方だったと言ってますので、
従軍され過酷な体験を全く違う形で世の中に問うた稀有な作品なのでしょう。
もっと深く温かいことのような気もしますが、ご本人も多く語らなかったようですので、
我が国のアニメ界のみならず、とっても大切な心の支柱になりえるような存在です。
我が家の子供たちもアンパンマンに育てられたところも大いに感じますので、
この時代に、この国にアンパンマンが居てくれて幸せな気がします。